オーストラリア 4月小売売上高予想
(6月3日15時00分現在)
明朝9時30分に豪州の4月小売売上高が発表されます。3月は予想+0.2%に対し結果は+0.3%となり、小幅良好な結果となりました。この指標は午後の中銀の金融政策にも話題になると思われます。
予想より大きく振れた場合(特にマイナス方向)には中銀の利下げ確率は高くなりそうです。
GDPの60%を占める小売売上高数値は重要になります。
またエコノミスト予想レンジでは、▼0.3%〜+0.3%で、中間が+0.2%であることは大多数のエコノミストがプラスを予想しています。
(2019年3月迄、青:前月比伸び、オレンジ:6ヶ月移動平均、赤:ゼロ、黒い線より右は2019年4月予想値を加味)青の○印は各年4月の数値です。
2019年の移動平均線は昨年末の下降気味からは少し改善し、現在は横這い傾向になっています。また、過去の4月数値は上下に振れが大きく、従いサプライズになる可能性もあります。
豪ドル米ドルの相場は午後の金融政策待ちになりますので、この数値で大きく動く可能性は少ないと思います。もし小売売上高が好数値出て、中銀が予想に反して金利を据え置きにした場合には、シカゴ含めて豪ドルショートが大きいので、買戻しには要注意です。
また、小売の数値が悪く、利下げ実施した場合には目先の底値確認になりますが、議事要旨で先々の利下げを示唆する内容が含まれた場合には、買戻しが少なくなる可能性あります。
(2019年6月3日16:00、1豪ドル=0.6942米ドル)
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