ユーロ圏5月PMI景況指数速報値の予想(19/5/22)

発表予定は日本時間5月23日16時15分です。

ユーロ圏5月PMI景況指数速報値の予想(19/5/22)

ユーロ圏5月PMI景況指数速報値

明日の日本時間16時15分からユーロ圏の5月PMI指数が発表されます。米中貿易問題が大きく取り上げられている中での発表となり注目されます。
今回予想は概ね前月(4月)よりは改善見通しになっています。先週水曜日(15日)発表のNY連銀5月製造業景況指数が予想8.5に対して結果17.8となり、かなり改善を示したので、今回の予想に繋がっているかもしれません。しかしながら、トランプ大統領の対中関税賦課発言は5月6日でしたので、その後に混乱した貿易問題がどの位PMI指数に含まれているのかが不明です。一部のPMI指数に関する説明では、データ収集期間が発表の約半月前となっているケースもあるので、米中貿易問題に関する状況は含まれていないかもしれません。

(今回発表予想)2019年5月22日 12時現在予想

ユーロ圏5月PMI景況指数速報値

(1)ユーロ圏製造業PMI景況指数

ユーロ圏5月PMI景況指数速報値 2枚目の画像

(2)ユーロ圏サービス業PMI景況指数

東京時間22時45分発表の米国5月PMI指数の予想は以下となっています。

米国5月PMI指数
製造業    5月:52.7(4月は52.6)
サービス業  5月:53.5(4月は53.0)

ユーロ圏5月PMI景況指数速報値 3枚目の画像

ユーロ製造業PMI指数(青)と米(灰色)ISM製造業指数、日本(オレンジ)PMI製造業指数
(こげ茶:50、緑線より右側の青が今回のユーロ圏5月製造業PMI指数の予想値)

ご参考までにいつもの3地域製造業PMI指数です。
日欧は昨年央からの景況感悪化に歯止めが掛かり始めていますが、まだ50を越える勢いがありません。
一方で米国はまだ悪化傾向を辿っています。

ユーロドルはほぼ1週間1.11台後半での小動きに終始しています。年初から始まったユーロ安トレンドラインは今日現在1.1040〜1.1340米ドルにあります。このレンジ間の1.1260米ドルにある抵抗線が強くなっています。またこの手前の1.1220にも抵抗線が控えています。
下値は1.1140、1.1110にサポートがあり、後者はダブルボトムにあたります。従いユーロは弱いながらも一度は止まる可能性があります。

(5月22日14:10、1ユーロ=1.1156米ドル、123円20銭) 

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