ユーロドル 昨日とほぼ同レベル、昨晩乱高下の後(5/22夕)

22日の東京時間にユーロドルは1.11台半ばで方向感無く推移。

ユーロドル 昨日とほぼ同レベル、昨晩乱高下の後(5/22夕)

ユーロドル 昨日とほぼ同レベル、昨晩乱高下の後

22日の東京時間にユーロドルは1.11台半ばで方向感無く推移。日中の上下動は1.1149-66と限られ東京時間17:30現在は昨夕とほぼ同レベルの1.1160近辺での取引です。

昨晩は材料も少なくユーロドルは無風と予想されていた中で、深夜前にメイ首相がEU離脱を問う第二回の国民投票を行うかどうか議論しているとの報道が流れ、突然の首相の方針転換にユーロドルは急騰、一時1.1188の高値をつけました。
しかしその後、メイ首相が急遽記者会見を行い、EU離脱を問う再度の国民投票を行うかどうかの議会採決を約束するとしたものの、メイ首相が来月初旬に議会に提出する修正EU離脱協定案の可決が前提と述べたことで急落、1.11台半ばの水準に戻す値動きの荒い展開となりました。

メイ首相はこれがブレグジットを成功させる最後のチャンスであると協力を訴え、起死回生の勝負に出た形ですが、与党の離脱強硬派や推進派、与党労働党、アイルランドのプロテスタント強硬派などが間髪を入れずに反発、議会通過はほぼ絶望的とみられており、逆にメイ首相への退陣圧力とEU離脱の先行き不透明感が増す結果となりました。

テクニカルにはユーロドルは昨日まで6営業日連続で下値を切り下げ下落トレンドの中。本日1.1185あたりを下降している21日移動平均線に頭を抑えられた形です。ユーロ要因としては明日からの欧州議会選挙におけるEU懐疑派台頭懸念に頭の重い展開です。

市場は日本時間明日未明の4/30-5/1開催分FOMC議事要旨の公表待ち。米中貿易摩擦激化前の開催ながら、ステートメントでは景気判断が上方修正された一方でインフレ判断は下方修正、更に超過準備の利率引き下げが行われるなど、なかなかわかりにくい結果となっていただけに、当日の議論の内容が注目されます。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。FOMC議事要旨の公表は明日未明3:00の予定です。

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ユーロドル日足

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