シカゴポジション(CME)177
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年4月30日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
シカゴのNZドルポジションは、先週からショートを6,000枚積み増し、ネットショートが11,500枚弱となり、1万枚を越えました。チャートのポジション(青の棒グラフ)を見ると、シカゴポジションのショート積み上げ目安である1万7000枚〜2万枚が次のポイントになっているので、このまま一段と積み上げる可能性があります。内訳はロング2,300枚減、ショート3,700枚増ですので、かなりNZドル安の動きに賭けています。またロングの減数は損切の可能性があります。
NZドル米ドル相場は、前回年初安値の0.6580米ドル付近でダブルボトムを付けてから戻しを試している、としましたが結局先週は100ピップス程度戻し(0.6680米ドル付近)、再度80ピップス下げています。
先週のNZドルはまだダブルボトムを維持しています。次回は3回目のトライですので、もし下抜けると新たなNZドル底値の確認になり、0.6510〜20、0.6460〜70米ドルのサポートを試す流れに、逆に下抜けないと当面は0.6580米ドルを維持することになりそうです。明日のNZドル中銀の金融政策が大きな材料になるでしょう。
短期的には0.6490〜0.6640米ドルのNZドル安トレンドライン内にいますので、0.6650米ドル以上で終わると上記のダブルボトムで目先の底打ち、戻り高値の確認相場に入れます。その場合の抵抗線は0.6710〜20、0.6770〜80、0.6830米ドルに抵抗線あります。
(1NZドル=0.6650米ドル、4月26日NY終値)
シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート
直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。
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