オーストラリア3Q消費者物価指数予想
(今回発表予想)10月24日12時現在
(1) 消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均…今回予想値(赤い線)がでると、下降傾向の移動平均線は上昇に切り替わります。
(2) CPI前年比(青)とインフレ目標値(赤)…赤は中銀インフレ目標値(2〜3%)。今回予想通り(黒線右側)の数値になると目標値内への回帰となります。
前回2Q・CPI年率ベースは中銀目標レンジ内に届かずに下がりました。今回の予想はその目標内下限となっています。
また、上図の年率CPIと政策金利を見ると、インフレ(CPI)と政策金利の乖離が開くことになるので、将来の中銀の緩和策は見込めなくなります。
2014年3Qを境にCPI<政策金利となり、緩和政策を実施しましたが、商品市況の回復と共に、成長の牽引役を非鉱山関連部門中心に切り替えたことが功を奏し、雇用拡大による内需拡大まで進んでいるので、先々の利下げは実施し難くなっている状況です。
為替は豪ドル弱い状況ながら、0.78米ドル台前半の小動きになっています。目先は0.7750米ドルサポートを伺う動きです。現状の為替推移では豪ドル高への懸念は少ないですが、米豪の景況感格差が豪>米になってくると、中銀としては緩和をし難い状況ですので、相場が豪ドル高へ反発した場合の対応が難しくなりそうです。(10月24日13時30分、1豪ドル=0.7820米ドル)
オーダー/ポジション状況
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