東京株・為替方向感なし
本日の東京市場では為替、株ともに手控え気分が強く方向感の定まらない展開に終始、ドル円は終盤にかけじり高となりましたが、日本株は反落、日経平均は19,000円台を維持できませんでした。
日本時間11日未明に予定されている日米首脳会談は、ワシントンでの会談にフロリダの大統領の別荘に場所を移しゴルフをプレイする破格の待遇が、逆に会談の内容に危機感を抱かせる状況となっています。
相手の懐深く入っていくということは、普通に考えて通商・貿易政策、為替政策、安全保障の各ポイントでアメリカ側からにじり寄られる危険が高いということでもあり、このイベントの終了を確認するまでは円のポジションは大きくは傾けにくいでしょう。
昨晩、トランプ大統領は娘のイヴァンカさんが展開するファッションブランドを売り上げ不振から販売中止とした米大手百貨店ノードストロームを個人のツイッターで攻撃、さらに大統領の公式アカウントでリツイート、加えてスパイサー報道官がノードストロームの決定は政治的な動機に基づくものと擁護し話題になっています。
娘かわいさとはいえ大統領権限を使っての利益相反行為、かつ自国企業に対する攻撃も平気なルール無用のトランプ大統領が、日本を擁護する可能性は少ないように思います。
今晩米国の指標は22:30の新規失業保険申請件数、24:00に卸売在庫、また、セントルイス連銀とシカゴ連銀の総裁による講演が予定されています。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。
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