豪州10月失業率結果
本日(17日)発表された豪州失業率は以下の通りとなり、発表数値は予想を下回り、豪ドルは対米ドルで小幅下落しました。
9月実績が▼0.98万人→▼2.90万人に下方修正。実質はマイナスとなりました。失業率は横ばいです。
さて就業者数からみていくと、9月の就業者数は前回発表より18,100人減少(前回11,947,200人を下方修正)しており、実質は8,300人減となっています。内数では、フルタイム雇用者が41,500人増、パートタイムが▼31,700人ですので、内容的には好数値でした。但し、前回発表のフルタイムは9月8,105,300人でしたので、この数値と比較すると実質+21,600人増になります。
また失業者は前回に続き、失業者が減少していますが、内訳ではフルタイム・パートタイム共に減少しており、人口増の中で求職者減はあまり良い傾向ではないかもしれません。
また、失業率は5.6%と前回と横這いでした。9月も前回同様の5.6%と発表されました。労働参加率は+0.1%となり64.4%、月間全労働時間は143万時間増加し16億7480万時間となりました。この数値は安定的に増加しています。就業中の人に可処分所得は増加していることになります。
豪ドル/米ドルは発表前に0.7490米ドル付近で推移していましたが、発表後は0.7465〜70米ドルまで若干下落しました。表向きは予想下回る数値ですが、内容的にはフルタイム雇用増加でマイナス分をある程度打ち消していると思われます。
しかしながら、短期の豪ドル弱含み推移が続いているので、今回の弱い経済指標に反応し、週初0.7550〜60米ドルだったスポットが100ポイント程度豪ドル安方向に動いています。目先のサポートは0.7420〜30米ドルにあるので、まだここまでのトライ余地を残しています。切れると0.7330米ドルが次にサポートになります。(1豪ドル=0.7475米ドル、11月17日10時45分現在)
オーダー/ポジション状況
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