米7月ISM製造業景況指数の予想
(今回発表予想)2023年8月1日9時30分現在予想
本日23時、米国の7月ISM製造業景況指数(今回予想は下記チャート青色矢印の先端部分)が発表されます。前回6月は予想以下になり、好悪判断の50からは一段と離れました。今回予想も46.9で、2022年11月に50未満となってから9ヶ月連続となり、製造業に関しては一向に回復する兆しが見えません。
相場は発表前に144円50銭付近で推移していましたが、予想を下回る数値に143円99銭まで急落するも、FRB関係者のインフレ高止まり発言に根強い利上げムードから144円80銭越えまで反発し144円68銭で引けています。但し、直近の高値はISMの前週金曜日に付けた145円07銭であり、約1ヶ月経過してもまだこの高値を越えていません。
下図を見ると、PMI(オレンジ)は4月に一時50を越え、5月以降は50未満ながらもやや横這い乃至下げ止まり様相になっています。再び50以上への回復の踊り場なのか、下落の一時的休止なのか秋以降の数値待ちになっています。
尚、アトランタ連銀の第3四半期GDPナウが公表され、7月28日現在+3.5%と非常に高い数値から始まっています。これに呼応するように製造業も回復の道のりを辿るのかを見たいと思います。
ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)
(青の矢印は今回予想値、赤は50)
下図はドル円の週足チャートです。今年1月16日週底値からのサポートA(=135円80銭)と昨年10月17日週高値からの抵抗線B(=144円30銭)で3角保合いの極み付近まできています。もう少し狭めると、3月20日週底値からのサポートC(=138円40銭)とBとでの収斂になります。もしBを上抜けた場合はCから平行に上げたD(=147円30銭)が次の上値目安になりそうです。一方で、Cを下抜ければA、更に2021年9月20日週底値からのサポートE(=132円80銭)があり、ドル高を支えています。
尚、日足ベースでは先週木曜日の2Q・GDP時に添付した日足チャートがまだ有効で、下限は138円10銭サポートでしたが、上限は143円00銭(今日は142円90銭)に抵抗線があります。今のスポットはその目の前まで来ているので、今日以降この抵抗線をどの様にトライするのかをみます。
(8月1日11:20、1ドル=142円70銭)
オーダー/ポジション状況
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