3. トルコリラ円ショートコメント（2021年７月19日）

トルコリラ円ショートコメント（2021年７月19日）

先週のトルコリラ円は、安値が12.66レベル、高値が12.89レベルと、予想よりは底堅い推移での一週間となりました。

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トルコリラ円ショートコメント（2021年７月19日）

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「中銀会合前後も含めてサプライズは無いと考え、12.50レベルをサポートに12.85レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が12.66レベル、高値が12.89レベルと、予想よりは底堅い推移での一週間となりました。

先週のトルコリラは、14日の中銀会合においてコンセンサス通りの現状維持となったこと、またこれまで同様に引き締めスタンスを継続する声明であったことが安心感につながりました。今後もインフレ鎮静化の動きが見えてくる来ないにかかわらずエルドアン大統領は利下げのプレッシャーをかけてくるでしょうが、とりあえず今月のハードルは超えたという感じです。

そして今週ですが、トルコでは犠牲祭で火曜から週末まで全休となります。つまり市場が開いているのも月曜のみということで今週は基本的にトルコリラ要因での動きは考え難く、ドル要因、もしくは円要因での動きのみに限定されると考えられます。ドルも円もある程度の動きは出るでしょうから、ドルトルコリラ、トルコリラ円も全く動かないわけではありませんが、月曜の水準前後でのもみあいを週末まで続ける可能性が高いと言えるでしょう。

いつもの4時間足チャート（上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円）をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

水準的にはかなり近いのですが上に見える水平線は6月16日高値で、それ以降は同水準に近づくと上値が重くなっています。先週末も同水準に近づいていますが、やはり売りも出て来て上値を抑えられる週明けスタートとなりました。

いっぽうで下値は中央にある水平線6月16日高値と6月21日安値の半値（12.69）です。先週初の水準ですが、下げる場合も同水準で下げ止まるのではないかと見ています。今週は月曜以外が休日となる関係で動意薄の一週間と見て、12.70レベルをサポートに12.90レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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