日本株小幅続伸、為替は下げ止まり
ドル円安値圏なるも底値は堅い?
ここ一ヶ月ほどの主要な市場のテーマであった日銀政策決定会合を先週末無事通過。
しかしその矢先に海外時間の米国第2四半期GDPが予想を大きく下回り、米景況感に再び疑問符がついて円高に触れた流れを受け、早朝の海外市場でドル円は一時102円の下値試しとなりました。
しかし、102円割れトライに失敗するとその後は株価が戻したこともあり、やや値を戻して方向感を失い、102円台半ばでの取引に終始しました。
取引が薄まる中で米経済指標と金融政策の行方に一喜一憂
一方で日本株は週末進行した円高を嫌気して朝方は輸出企業株などが売られ日経平均も一時250円近く下落しましたが、先週末の日銀のETF買い倍増への思惑とマイナス金利深堀が無かったことから更なる損失を免れた大手銀行株への買戻しが続き結局終値では前週末比66円高の16,635円で終了しています。
市場では先週末大荒れとなった相場の疲れが残り、積極的な売買が手控えられている様子、8月に入り夏枯れとなりやすい時期でもあり取引が薄くなっています。
そんな中で先週末の米国GDPの悪化は再び米景況感の先行きと今後の金融政策にテーマを引き戻すのに十分な材料となったものと思われ、今週末の雇用統計や、個別の米経済指標にしばらくは一喜一憂させられやすい状況です。
今晩米国では23:00に建設支出、ISM製造業指数の発表があります。序盤の欧州株価指数先物はおおむね堅調に推移。
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