オーストラリア 5月失業率の予想
(発表6月17日、日本時間10時30分発表予定)
明日10時30分に豪州失業率関連の指標が発表されます。
(6月16日11時現在)
(1)就業者数
前回4月数値は予想を下回るマイナスとなりました。下図を見ると、コロナ前の2020年2月高値を今年3月以降越えていますが、昨年4月以降からの右肩上がりのパターンがやや横這いに変わり始めています。ただ、米国はまだコロナ前を回復していませんが、豪州は越えているので、2国間の比較で言えば豪州が勝っています。
総就業者数推移
(赤い線:コロナ前高値(2月)を基準に引いた線、青の矢印は4月予想)
(2)失業率
4月の結果は5.5%で、予想よりも改善しました。5月は前月比横這い予想になっています。下図を見ると、2020年1月〜3月は5.1%〜5.3%(赤の横線)レンジでしたので、その水準近くまで戻ってきています。5月時点の中銀予想(2021年6月末)の5.25%に近づく見込みとなっています。尚、2月時点では6月末が6.5%の見込みでしたので、中銀は大幅な上方修正をしています。その意味ではコロナ後の雇用改善は概ね良好と言えそうです。下図の青い矢印が今回の予想です。
豪州失業率
下図は豪ドル・米ドルの日足チャートです。目先の流れは豪ドルが弱く、ラインA(=0.7660)サポートに近い水準で推移しています。ここを維持できればまだラインB(=0.7830)の抵抗線とで、3角保合いの収斂継続になります。しかしながらもしAを切ったら、ラインC(=0.7770)とそこから平行に下したD(=0.7610)の豪ドル安トレンドラインに移行しそうです。この通貨ペアも、今日のFOMCと明日の雇用統計で流れがでると期待しています。
(1豪ドル=0.7696米ドル、6月16日14時00分現在)
オーダー/ポジション状況
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