オーストラリア 10月小売売上高の予想
来週月曜日の朝9時半に豪州10月小売売上高が発表されます。
10月小売売上高
前回9月は予想を上回りました。今回10月予想は+0.5%で、引き続き堅調な伸びが予想されています。下図を見ると、コロナ後起点の低い回復トレンド(赤い線)をはるかに越えており、2020年と2021年の高値を結んだトレンドライン(黒の線)もやや越え始めています。
前月の内訳は前月比で伸びの大きい順から、衣料(+2.0%)、外食(+1.3%)、食品(+1.0%)、その他小売(+0.2%)、一方でマイナスは百貨店(▼0.4%)、家庭用品(▼0.8%)となっています。
また、米・豪の2022年年初来からの伸び率は10月までで米国が9.47%に対して豪州は10.23%(10月予想値ベース)になっています。米国は10月が予想+0.5%に対して+1.3%だったことから大幅に伸びましたが、それでもまだ豪>米になっています。
(11月25日9時00分現在)
小売売上高
2018年12月を100にしたもの(コロナ後の低い回復トレンドは赤い線、高い回復トレンドは黒い線で記載しています。今回予想は青矢印)
下図は豪ドル米ドルの週足チャートです。今年4月4日週高値からの抵抗線A(=0.6720)があり、そこから平行に下したB(=0.6000)で豪ドル安トレンドを形成していましたが、2手前はトウバ線で上ヒゲだけの抜けでしたが、今週は実体で上抜けるか否かまできています。上抜ければ、方向性としては昨年5月10日週高値からの抵抗線D(=0.7500)が視界に入ってきます。
このAとD間で、目先は0.6800、0.6860〜70、0.6910、0.6960、そして0.7000の大台代わりの順に抵抗線があります。暫くはAと0.7000間で上下する可能性が強くなっていますが、ユーロ高にはA未満に潜り込まないことが重要になります。尚、10月10日週底値からのサポートがC(=0.6380)にあり、A未満になった時にここまでの押し目を想定しておきます。
(2022年11月25日12:50、1豪ドル=0.6767米ドル)
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