ドル円138円台後半、ドル売り一服するも139円台は維持できず (11/25午前)

25日午前の東京市場でドル円は安値から小幅反発。

ドル円138円台後半、ドル売り一服するも139円台は維持できず (11/25午前)

ドル円138円台後半、ドル売り一服するも139円台は維持できず

25日午前の東京市場でドル円は安値から小幅反発。朝方、138.51レベルで取引の始まったドル円は序盤もみ合ったのち、実需とみられるドル買いに公表仲値決定にかけ一時139.04まで上昇しましたが、その後はやや値を崩し、東京時間正午現在は138.73レベルで取引されています。

日経平均株価は、米金利の低下や昨晩の欧州株高を受け買い先行で始まりましたが、すぐに下落に転じました。週前半円安を材料に輸出関連株が買われた流れが逆流、週末を控えての利益確定売り等も出て下げ幅は一時100円を超えたもののやや戻し、96円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、昨日未明のFOMC議事要旨の「参加者の大部分は引き締めペースの減速が近く適切となる可能性が高いと判断した」との記載が尾を引いた形で、主要通貨に対するドル売りが続き、ドル円は欧州時間に一時138.05の安値をつけました。米国時間は米市場が感謝祭で休場のため動意に欠けつつも底堅く推移、138円台半ばまでじり高に戻してアジア時間を迎えています。

テクニカルにはドル円は昨晩の下落で一目均衡表の「雲」、転換線等を下放れ、ドル売り地合が強まっています。11/15の直近安値137.68が下方向のターゲットとなりますが、下抜けると133.84レベルを上昇中の200日移動平均線までの下値余地が広がります。一方で上方向は139.96の転換線や141.56レベルの90日移動平均線がレジスタンスとなっていて上値は重そうです。

本日も米国市場はブラックフライデーで債券、株式等の市場は短縮取引、為替の決済は行われるものの参加者減少による流動性の低い状態は継続します。ただ、昨晩も米市場が感謝祭の祝日であったにもかかわらず、欧州時間は為替市場は比較的ボラタイルな展開となっており、テクニカルの地合いがドル売り方向に変化しつつある局面ですので、今晩も注意が必要です。

ドル円138円台後半、ドル売り一服するも139円台は維持できず

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