リスクオフで金価格も上昇
5月6日以降はリスクオフの動きで株安、円高が本流となっていますが、リスクオフの際に避難資産として買われやすいドル建て金もまた大幅高となっています。年初来のドル建て金・日足チャートをご覧ください。
ドル建て金・日足チャート
昨年8月以降、金は上昇トレンドを続けていましたが、2月に1346.6ドルで高値をつけ、それ以降は米中通商協議期待によるリスクオンの動きから、株価指数が上昇する流れの中で下降トレンドを続けていました。
主要株価指数やドル円をはじめとする主要なクロス円は軒並み5月6日にトレンドを転じる流れとなりましたが、金価格はその時点でもまだ下降トレンド（ピンクで示した下降ウェッジ）の中での推移を続けていました。しかし、今週13日に1週間遅れでレジスタンスラインを上抜け（黄色のラインマーカー）、ドル建て金もまたリスクオフの動きを示しています。現状は青の平行線で示した短期上昇チャンネル内での動きとなっています。
昨年夏に最初にリスクオフに転じた金でしたが、今回の動きは最後。しかし、主要な市場がすべてリスクオフに向かったというこの動きは長期的に警戒すべき兆候であるかもしれません。
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