退職時期に関して、最近のオーストラリア人の考え方

45歳以上のオーストラリア人は昔と比べ、より長く働きたいと考えているようだと統計局調査で解かりました。

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退職時期に関して、最近のオーストラリア人の考え方

(調査期間2014年7月〜2015年6月末)

(出所:オーストラリア統計局2016年3月29日公表から一部抜粋)

45歳以上のオーストラリア人は昔と比べ、より長く働きたいと考えているようだと統計局調査で解かりました。

上記の期間調査で、71%のオーストラリア人は65歳以上になっても働きたいとの意向を持っており、これは前々年(2012年〜13年)調査の66%よりも増え、2004年〜05年調査の48%から大幅に増えています。

「この調査では、45歳以上のオーストラリア人の23%が70歳で退職したいと回答し、2004年〜05年時点では僅か8%だった」と統計局のHumphrys氏は述べています。

長期間働きたいと思っている要因は所得の増加で、年金を補うものと考えているようです。
長期間働くことで、個人所得増加に頼る人の割合は男性81%、女性70%の回答でしたが、女性の13%はパートナーの収入に依存したいと答え、対照的に男性は3%と答えています。

以前(2016年1月24日付)に「(前略)…雇用拡大や失業率改善しているにも関わらず、いまだ賃金の伸びには繋がっていません。この辺りに豪州経済の回復力の弱さが潜んでいる様です。」としましたが、この労働期間の長期化希望はその見方を裏付けているかもしれません。
これまでのところ、ファンダメンタルズ比較では他の先進国よりは比較的良好ですが、確固たる基盤を築くために金融緩和基調と通貨安は維持していきたい感じがまだ見受けられます。

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