南アフリカ中銀政策金利を引き上げ(2016年3月18日)

南アフリカ共和国の中央銀行である準備銀行は17日政策金利である平均レポレートを従来の6.75%から7.00%に引き上げました。

南アフリカ中銀政策金利を引き上げ(2016年3月18日)

南アフリカ中銀政策金利を引き上げ

南アフリカ共和国の中央銀行である準備銀行は17日政策金利である平均レポレートを従来の6.75%から7.00%に引き上げました。事前予想では利上げの有無の予想は拮抗していたため、発表後南アフリカランドは対円で7.1近辺から7.3近辺まで、対ドルでは15.3レベルから15.10割れの水準まで買い上げられました。

準備銀行のクガニャゴ総裁は前回の会合後食料価格高騰を主たる原因としたインフレが進行、許容範囲を超えたことを理由としてあげました。南アフリカの消費者物価指数は12月の5.2%から6.2%まで上昇しています。

南アフリカは干ばつの影響で食糧不足からの値段暴騰が深刻化しておりインフレ率の高さは景気の好調を示すものではなく、経済成長の見通しはむしろ悪化しています。
しかしながら、食料価格の高騰の一因がランド安による輸入物価の上昇にあることからも金利の引き上げによりそれを防衛せざるを得ない苦しい背景が感じられます。

3/9にはムーディーズが南アの格付けを引き下げる方向で検討していることを明らかにしており、利上げによる経済の先行きについての更なる悪影響も懸念されるなど短期はともかく中期的には南アランド買いはしづらい状況であることは変わりありません。あとは中国の状況が多少なりとも改善することが頼みであることも同様です。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る