豪州中銀議事録(2016年3月15日公表分)

(2016年3月15日公表:理事会は3月1日開催分)

豪州中銀議事録(2016年3月15日公表分)

議事録要旨

金融政策のスタンスを考慮するにあたり、委員達は国内外の直近データが前回会合で示された見通しと大きく違わないことを確認した。オーストラリアの主要貿易相手国の成長は年末ベースで勘案すると平均以下になっており、商品価格も依然として前年よりは下回っている状態になっている。

この間の資本市場は、日銀がマイナス金利を実施した後や、主要国の金融政策の不透明感よって、ボラタイルな状況が続いている。しかしながら、経済指標を見ると、以前に予想した状況からの変化とか、先行きの世界経済の弱さに繋がる様な状況となるかの判断にはまだ早いと思われる。世界的には依然緩和基調が継続している。

利用出来るデータを見た限り、国内経済成長は若干ながらトレンドペースよりは下回っている。つまり、非資源関連セクターへのリバランスを引き続き進める兆候となっている。これには低金利の支えが必要であり、かつ過去数年間の豪ドル安が貢献している。
1月に若干の雇用悪化が見られたが、失業率は緩やかながらも改善を示している。雇用の先行指標は更に改善すると思われるが、賃金の伸びがまだ低く抑えられている。
住宅市場は2015年9月以降をみると、状況は幾分緩和された。暫くの間上昇していた住宅関連の借入れ状況などは安定してきた。

委員達は引き続き経済成長を目指し、緩和基調を維持しながら、キャッシュレートの据え置きを確認した。この先を見ると、委員達は労働市場の改善傾向が続いていくか、最近の資本市場の混乱が国内外の需要にどの様な影響を与えるか新たな情報を見ていくことを確認した。現在の低インフレが一層の金融緩和を取れる余地を残し、それが需要下支えになると思われる。

結論として、委員達はキャッシュレートを現行の2%に据え置くことを決定した。

(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。

コメント

豪州中銀の議事録は引き続き緩和基調を維持していく内容になっています。為替は豪ドル安が需要拡大に貢献していることを確認しており、まだまだ追加緩和したい情勢には変わりません。先週NZが予想外の利下げをしたことで、豪ドル高NZ安に推移しているので、今後は利下げの理由探し(今後の悪い経済指標)の状況は変わらない様です。

議事録公表後、豪ドル対米ドルは0.7520ドル付近から0.7480〜90まで緩んでいます。まだ豪ドル高トレンドの流れは変わっていませんが、シカゴポジションの積み上がりなどを勘案すると小まめなディールに留めた方が良さそうです。目先のサポートは0.7420〜30にありますが、強いサポートは0.7380と0.7190にあります。上値は0.7530、0.7590に抵抗線が控えています。

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