豪州株式・NZ株式及び為替(2016年3月31日)

3月上旬にNZが利下げを実施してから約3週間経ちました。

豪州株式・NZ株式及び為替(2016年3月31日)

過去5年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き

(1)豪州株価指数とNZ株価指数推移(2016年3月31日現在)

(1)豪州株価指数とNZ株価指数推移(2016年3月31日現在)

3月上旬にNZが利下げを実施してから約3週間経ちました。今月のNZ株の上昇幅が大きくなっています。一方で、豪州株も昨年初からの豪州株安トレンドの抵抗線を上抜けかけており、下降トレンドを脱却できそうなレベルまできています。結果、ダイバージェンスが崩れかけています。

(2)豪ドルNZドル為替推移(青)と2国間株価指数比

(2)豪ドルNZドル為替推移(青)と2国間株価指数比

(オレンジ:上図の指数推移を豪州株÷NZ株で表したもので、上方に行けば豪州株高、下方がNZ株高)

上図は2015年初以降〜今日までのところ、まだNZ株高>豪州株高(オレンジ)を更新し続けていくような動きを見せています。ところが、為替が今までのNZ高豪ドル安トレンドに変調きたし、短期的には豪ドル高方向((2)の青ライン)に上抜けかけています。
これはNZの利下げが大きく関係しており、利下げでNZ株高、NZドル安を演出しています。
上記(1)で株価間のダイバージェンスが崩れていくと、今後は
@豪州株の上昇幅>NZ株の上昇幅  か、
A豪州株の下落幅<NZ株の下落幅
となります。いずれにせよ豪ドル高NZ安の新たな動きに繋がるかもしれません。
これを崩す材料が出るとしたら、4月5日(火曜日)の豪州中銀の政策金利決定会合で利下げを実施するかあるいは見送るか、要注目の材料となります。

さて、為替ですが、AUD/NZDは2015年以降、1.0600〜1.1350(3月9日付コメント内)の大きなレンジで収斂しており、この中間1.1000が、レンジ上限に向かうか下限に向かうかの分岐点になっています。現在は3月23日に1.133付近まで上げた豪ドルが1.11割れまで反落しています。上記レンジの下限方向に入り込むか、サポートされるかの1.1000が近づいています。
(3月31日15:30現在、1豪ドル=1.1082NZドル)

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