世界景気鈍化懸念再燃(2016年3月9日)

市場は、ECBが中銀預金金利を

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世界景気鈍化懸念再燃(2016年3月9日)

ユーロドル:3月9日のファンダメンタル分析

東京市場では朝から株安がリードし円買いが先行、直近の安値圏を下回るとストップと仕掛けも加わり112.75レベルの安値を付けました。上海総合も大幅安となる中で中国の貿易収支は輸出がコンセンサスを超える減少となり、リスクオフを想起させながらもNY市場まではもみあいを継続しました。NY市場では中国の輸出減少が蒸し返される形でリスクオフの動きから原油が大幅安、ドル円も112.43レベルの安値をつけやや戻してのクローズとなりました。いっぽうユーロドルは様子見の展開が続き、1.10台前半での小動き。NY市場でドル円同様一時的にユーロ買い(ドル売り)の動きは見られたものの、元の水準へと戻しての引け。結果、ユーロ円はドル円の影響が強く123.85レベルへと水準を切り下げる動きを見せました。

ユーロドル:3月9日のテクニカル分析

ドル円は、これまで何度もトライして抜けられずサポートとなっていた113.20レベルを下抜けたことで、テクニカルにも戻り売りが出やすい地合いとなっています。昨日だけでなく先週以降ドル円は高値、安値ともに切り下げる展開を続けていることもあって、中期的には再びダブルボトムの水準となっている111円をターゲットとしやすい流れです。本日は下げた翌日ということから積極的には売り込みにくいものの、上がったところでは戻り売りを考える参加者が多いと言えるでしょう。112.90レベルをレジスタンスに、112.20レベルをサポートとする流れを見ておきます。

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