NZ/円、短期はNZ強気の流れが継続中。
NZ/円は12/7の日足が陰線引けとなり、前日の陽線を打ち消す形で終えています。前日の陽線が80〜82円台での揉み合いを上抜けた位置で終えたことから、新たな上昇トレンド形成の流れに入った可能性が点灯しましたが、82円台を守りきれずに終えたことにより、日足は“ダマシ”に終わる可能性にも注意が必要な状態です。しかし、現状は日足の形状が崩れておらず、9/29に付けた75.19を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しています。この日足のサポートは12/8現在80.50-60に位置しています。一方で上値も200日移動平均線が83.91に位置しており、続伸に繋げた場合でもこれが強い上値抵抗として働く可能性に注意する必要がありそうです。21日移動平均線、120日線はそれぞれ80.80と80.24に位置しており、80円割れを見ない限り、“キウィ強気”を維持します。日足の上値抵抗は82.80-90と83.30-40に、下値抵抗は81.40-50と81.00-10にあります。
一方直近の週足を見ると、10/29に付けた82.69を起点として上値を切り下げて来た流れから頭一つ上抜けた位置に陽線が出ています。またこの足が81.83に位置している31週移動平均線を実体ベースで上抜けて越週しており、新たな上昇トレンドを形成する動きに入った可能性が点灯しています。現状の値動きではこの31週移動平均線を挟んで推移しており、一段の上昇に繋がるか否か微妙な展開となっていますが、週足の形状が崩れていないことから上値トライの動きに繋げる可能性も高いと見られます。短期トレンドは80円割れの越週とならない限り、キウイ強気の流れを維持します。週足ベースで見た強い上値抵抗は83.20-30と85.80-90に、下値抵抗は81.70-90と80.00-10にあります。31週、62週移動平均線はそれぞれ81.83と85.89にあり、
中・長期トレンドはこれを上抜け切れない状態で下値リスクを残しています。
NZ/円【週足】
(12/7現在31週移動平均線は81.83に、62週線は85.89ありこれを上抜け切れていない。中・長期トレンドは下値リスクを内包中。)
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