オーストラリア 12月失業率(2016年1月12日)

(発表1月14日、日本時間9時30分発表予定)

オーストラリア 12月失業率(2016年1月12日)

オーストラリア 12月失業率

(発表1月14日、日本時間9時30分発表予定)
       11月実績   12月予想
新規雇用者数 +7.14万人   ▼1.0万人
失業率       5.8%   5.9%
(1月12日15時現在)

オーストラリア 12月失業率

            (1)新規雇用者数…トレンドは弱いながらも増加傾向

オーストラリア 12月失業率 2枚目の画像

          (2)失業率…若干改善気味だが、まだ2013年後半水準に留まる。

今回12月の雇用者数は予想より大きく振れる可能性を秘めているので要注意

昨年12月14日で前回の11月雇用統計の内容分析で雇用者数が大きく改善した理由を示しましたが、今回もウォールストリートジャーナルの内容見直し記事になると何かしらのインパクトが出そうです。

まず前回記事(ウォールストリートジャーナル)の一部を抜粋すると、
「11月豪州失業率は市場予想に反して、新規雇用者数は7万1000人プラスとなり、そのほとんどがニューサウスウェールズ州の増加になっている。
当初のエコノミスト予想は10月数値から1万人減少となっていた。また失業率も5.9%から5.8%に改善し、エコノミスト予想6.0%を大きく上回った。
失業率改善に寄与したのはニューサウスウェールズと南部オーストラリアで共に0.3%の改善。最大の増加の悪化はビクトリア州で0.6%上昇した。(但し、前月の同州は0.7%の減少だった。)
(中略)

調査はサンプル集計となるが、幾つかは入れ替えしているが、通常は全サンプルの80%は前回と同じサンプルを使う。
前回と同じサンプル部分は11月数値もほぼ94%は変化なしだった。残りの6%に変化があった。
約6万9600人増加に関して、前回と同じサンプルでは5300人増、前回と入れ替えで使ったサンプルは1万1600人増、新たに加わったサンプルでは5万2700人増加している。
このために統計局では12月に入れ替える可能性があるとしている。」

上記の観測記事内容から、今回の12月雇用統計は新たな見方をする必要があると思われます。前回の統計数値からすると下振れの可能性も残していますので要注意です。
相場はまだ豪ドル弱い状態ですが、長期のファンダメンタルズは改善傾向ですので金利先安観の払拭が豪ドル反発の1条件になりそうです。

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