ドル円107円台、短観悪化の株安、中国PMI改善で綱引き(4/1午前)

新年度明け午前の東京市場でドル円は107円台での取引。

ドル円107円台、短観悪化の株安、中国PMI改善で綱引き(4/1午前)

ドル円107円台、短観悪化の株安、中国PMI改善で綱引き

新年度明け午前の東京市場でドル円は107円台での取引。朝方107.50近辺で海外時間から引き継いだ後、海外株安、日銀短観の悪化で日経平均が序盤大きく下落したことに伴い円買いが進行、9時台には107.26の安値をつけました。しかし、その後発表された3月のCaixin中国製造業PMIが前回40.3から大きく改善、予想外に50を超えた50.1となったことから、市場のセンチメントが改善しました。朝方一時前日比400円超安に下落した日経平均は下げ幅を縮小、結局177円安で午前の取引を終えています。ドル円も反発、一時107.94まで上昇した後正午現在は107.70-75レベルでの取引です。

今朝方発表された日銀短観は大企業製造業の業況判断DIが-8と2013年以来のマイナスとなりました。自動車、造船重機、非鉄金属等が軒並み悪化、市場予想も-11と一段の悪化を想定する内容でした。
一方で中国のPMIは昨日の物流購買連合会の公的な数字は52.0、本日の民間ベースのものが50.1といずれも予想を大きく上回る数値で予想外に50を上回る活動拡大となっています。リーマンショックからの回復は中国経済による牽引が大きかったことは記憶に新しく、感染拡大の鎮静化で今回も中国がいち早く経済を立て直すのではないかとの期待が生まれつつあります。

テクニカルにはドル円は引き続き21日移動平均線がらみの動き。
尚、本日以降中国は、これまでカウントから外していた「症状の出てない感染者数」を公表するとしていることから急速な数値の増加となった場合再び市場の腰を折る可能性もあり要注意です。

ドル円107円台、短観悪化の株安、中国PMI改善で綱引き

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