ドル円107円台、日経平均上げ幅縮小でじり安(3/5午前)

5日午前の東京市場でドル円は107円台での取引。

ドル円107円台、日経平均上げ幅縮小でじり安(3/5午前)

ドル円107円台、日経平均上げ幅縮小でじり安

5日午前の東京市場でドル円は107円台での取引。朝方は昨晩NYダウが1,000ドルを超える上げとなったことで本邦株式市場の上昇にも期待が集まり、リスク選好の回復にドル円は9時前には107.74の高値をつけました。しかし、高寄りした日経平均が次第に上げ幅を縮小するとドル円も徐々に値を下げる展開となり、東京時間正午現在は107.30近辺での取引です。時間外の米株価指数先物が軟調推移していることもドルの頭を重くしていました。日経平均午前の終値は前日比199円高となっています。

昨晩、海外市場では、今週緊急利下げを行ったFRBが、今月のFOMCでさらに追加利下げを実施するとの思惑にドル売りが先行しました。しかし、民主党の大統領選挙予備選でバイデン前副大統領が優勢となり、左派のサンダース氏が苦戦したことで米株価指数が大幅上昇、加えて、深夜に発表されたISM非製造業景気指数が予想外の上昇を見せたこともあり、ドルが買い戻される動きとなりました。その後は売り買い双方の材料の綱引きからドル円は107円台で方向感を失い東京時間につないでします。

テクニカルにはドル円は引き続き200日移動平均線のはるか下で推移しており、ドル安方向に大きく開いた形状に変化はないものの、欧米株価が下げ止まっていることから、下落に一服感も出ています。

このところ米株価と、本邦株価の相関性がやや弱まっていて、引き続き激しい値動きを示す主要米株価指数に対し、最近の日経平均の動きは相対的にマイルドなものにとどまっています。
昨日のNYダウの上昇は大統領予備選、米指標の好調と米国要因が主体のためやむを得ない部分もありますが、本日この後の展開を考えると、アジア株の反応の鈍さが今晩の欧米株式市場で足枷とならないかがやや懸念されるところです。

ドル円107円台、日経平均上げ幅縮小でじり安

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る