ドル円小動き FOMC前の様子見で(10/30午前)

30日午前の東京市場でドル円は小幅な値動きに終始。

ドル円小動き FOMC前の様子見で(10/30午前)

ドル円小動き FOMC前の様子見で

30日午前の東京市場でドル円は小幅な値動きに終始。11:30までの値幅は108.81-90のわずか9銭と実質動きなし。イベント前で動きにくく、また、SPOT応当日が今日から11月入りしているとはいえ、実需の参加者が少ないとも考えにくい月末近くの平日としては、変動相場制の市場と思えないほどの値動きの乏しさでした。日経平均午前は81円安と小幅に反落して終了しています。

昨晩は英国でジョンソン首相が提出した4度目の総選挙への提案である1行法案が、労働党の翻意で可決、12/12に総選挙が行われることが確定しました。合意なきEU離脱の可能性は遠のいたものの、逆にEU離脱そのものが争点となる可能性が高く、先行き不透明な状態が続いています。
また、米中貿易協議の部分合意の調印が来月のチリでのAPEC会合に間に合わない可能性があるとの報道にドル円が小幅に値を下げる局面もありましたが、大きな動きとはなりませんでした。

市場は日本時間明日未明のFOMC結果発表待ち。CME FEDWATCHによる先物市場からの今回の利下げ確率は既に98%以上となっていますが、米株が史上最高値圏で推移する状況での連続利下げには若干の違和感があり、また前回FOMCにおいても参加者の意見が分かれていた様子が議事要旨から伝わってもいたことから、市場は慎重姿勢を崩していません。利下げが実施されたとしても、ステートメントや明朝3:30からのパウエル議長の記者会見の内容には注目が集まりそうです。

テクニカルには昨晩の反落でドル円は一時到達した200日移動平均線(本日109.06レベル)を当面の明確な天井として認識した形です。一方サポートは108.66にある転換線、その下に本日108.19レベルの21日移動平均線。FOMC前まではレンジ内での静かな動きが継続しそうです。

ドル円小動き FOMC前の様子見で

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