ドル円年初来高値、ユーロドルは1年10ヶ月ぶり安値
24日の海外市場では前日に引き続きドルが主要通貨に対して買われる展開となり、ドル円は一時112.40の年初来高値をつけ、ユーロドルは1.1141の2017年6月以来約1年10ヶ月ぶりの安値をつけています。
イースター休暇が明けての為替市場では、米国と他の地域の景況感の差が意識されがちな展開となっています。昨日は朝からオーストラリアの1-3月のCPIが3年ぶり低水準となり、ドイツのIFO景況感指数が悪化、カナダ中銀は成長率見通しを引き下げステートメントから利上げ文言を削除と、ドルの買い材料があったというよりは、ドル以外の通貨に売り材料が多かったことがドルを徐々に押し上げた印象です。
ドル円では昨日の上昇で21日移動平均線が200日線を上抜ける「ゴールデンクロス」も現出、114円付近をターゲットとする「逆ヘッドアンドショルダー」も今のところ機能しており、テクニカルには上値を追いやすい形。本日終了する日銀政策決定会合、明日の米第1四半期GDPなどが、さらに米国と他の地域の景況感格差を印象付ける内容となった場合にはドル買いが加速する可能性もあり、注意が必要です。
本日この後日銀政策決定会合終了後、展望リポートが公表されます。黒田総裁の記者会見は15:30からの予定です。
ドル円日足
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