ドル円、日米通商協議待ちで膠着(4/17朝)

16日の海外市場でドル円は膠着。日米通商協議を前に手控えムードが広がる中、ドル円の値幅はわずか18銭の範囲内に留まりました。

ドル円、日米通商協議待ちで膠着(4/17朝)

ドル円、日米通商協議待ちで膠着

海外時間の為替概況

16日の海外市場でドル円は膠着。日米通商協議を前に手控えムードが広がる中、ドル円の値幅はわずか18銭の範囲内に留まりました。NY時間序盤は、米3月鉱工業生産指数や米3月設備稼働率が市場予想を下回ったことで、一時111円台後半まで下落する場面も見られましたが、その後発表された米4月NAHB住宅市場指数が半年ぶり高水準を記録すると、米長期金利の上昇に連れてドル円も小反発。日本時間6時現在は112円前後で推移するなど、方向感を見出し辛い1日となりました。

ドル円のテクニカル分析

ドル円は日米通商協議を前に伸び悩む展開が継続しており、年初来高値112.12の突破は未だ実現しておりません。先週金曜日以降、計3回にわたり同水準をトライしましたが、112円台前半では戻り売り意欲も根強く、市場参加者の慎重な姿勢が透けて見えます。ローソク足チャートを確認すると、大陽線の後、2日連続で小さな足が続いており、短期的に見れば111円台半ば付近(200日移動平均線付近)への押しも警戒されます。米ワシントンで開催されている日米通商交渉の結果次第ではありますが、上値追いには細心の注意が必要でしょう。尚、2日目となる日米通商協議は日本時間午前3時から開始されましたが、終了したとの報道は現時点で見られておりません。4-5時間程度で終わると仮定すれば(※初日は3時間程度で終了)、日本時間午前7時頃から8時頃に相場が急変するリスクもあります。本日は、膠着相場からのボラティリティ拡大に警戒が必要です。

ドル円、日米通商協議待ちで膠着

ドル円 日足

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