ドル円小幅反落 FOMC控え様子見気分強く(3/19朝)

18日の海外市場でドル円は111円台半ばから前半に小幅反落。一時111.30の安値をつけ東京時間5:00現在は111.40レベルの取引です。

ドル円小幅反落 FOMC控え様子見気分強く(3/19朝)

ドル円小幅反落 FOMC控え様子見気分強く

18日の海外市場でドル円は111円台半ばから前半に小幅反落。一時111.30の安値をつけ東京時間6:30現在は111.45レベルの取引です。

市場はFOMC待ち。本日から開催されるFOMC(米連邦市場公開委員会)では既に示されたFRBの金融引き締め速度の抑制姿勢が、今回示されるメンバーの金利見通し等にどのように反映されるかが注目されます。
パウエル議長は引き続きハト派的慎重姿勢を維持するものと思われますが、世界経済の減速リスクが高まる中、一段のハト派姿勢強調を警戒する動きがある一方、前回1月末の時点と異なり、米主要株価指数が既に昨年12月の急落分をすべて取り戻した現状では、参加者の中から元の軌道への修正を図る意見が出ることも十分予想されます。

尚、昨晩は英国のEU離脱に関連して、英下院のバーコウ議長が既に否決されたEU離脱案を内容に大きな変更が無いまま再度議会採決にかけることを許可しないと発言。EU首脳会議の前にゴリ押しで19日に可決しようとするメイ首相の目論見が事実上阻止され、首相は今週のEU首脳会談でEUに対し長期の離脱延期を要請せざるを得ない状況です。これを受けてユーロドルは上げ幅をやや縮め1.1325近辺に下落する場面がありました。

テクニカルにはドル円は引き続き21日移動平均線(111.23レベル)と200日移動平均線(111.45)を睨んでの動き。先週後半からの200日線の上抜けへ動きは一旦後退、狭まる両線の間に再び落ちる動きで市場の様子見気分を反映した形です。ドル円は日本時間21日未明のFOMC結果発表まではこのまま動きづらい状況が続きそうです。 

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