米2月ISM製造業景況指数の予想(19/3/1)

発表は東京時間3月1日24時(=2日零時)を予定しています。

米2月ISM製造業景況指数の予想(19/3/1)

米2月ISM製造業景況指数の予想

米2月ISM製造業景況指数の予想

(今回発表予想)2019年3月1日10時現在予想

本日、ISM製造業景況指数(東京時間2日零時)が発表されます。
2月分予想数値は1月より若干下がっています。前回(1月)は予想値を大きく上回りましたが、2018年央以降はダウントレンドとなっています(チャート参照)。
既に、欧州と日本は好不況の判断基準である50を下回っているので、相対的には米国優位の状況になっていますが、年間を概観すると、世界的な景気鈍化の影響が出ていると思われます。

エコノミストは昨日のGDPが予想より良かったものの、昨年3Qからの減速傾向は間違いなく、また2019年1月は政府機関の一部閉鎖の影響もあるので、2019年には更に減速する方向で見ています。
株価はGDPの冴えない数値とIT企業の決算があまり良くなかったことから、マイナスで引けましたが、為替は予想を上回ったことでドル買いとなった模様です。その意味でISM製造業景況指数は重要とみています。

尚、米国のISMの前に、欧州のPMI製造業指数の改訂値が発表されます。
全て前回数値と変わらずの予想になっています。

米2月ISM製造業景況指数の予想 2枚目の画像

ユーロ圏製造業PMI景況指数

また、今月の米失業率は来週3月8日(金曜日)に予定されています。

米2月ISM製造業景況指数の予想 3枚目の画像

米(灰色)ISM製造業指数、ユーロ(青)と日本(オレンジ)PMI製造業指数
(こげ茶:50、○印内は今回の米国の予想値、ユーロ圏改定値)

相場はドルが堅調になっており、111円80銭〜112円の抵抗線を抜けて終わるか否かで来週一段高狙いになるか、一度上値を見た形になるかの分かれ目にきています。
サポートは110円90銭〜111円、110円50銭〜60銭にあり、後者を切れて終わると今回のドル上げが一段落になりそうです。

(3月1日 12:50 1ユーロ=1.1370ドル、1ドル=111円70銭)

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