ドル円109円台前半、イベント前方向感無し(1/30朝)

9日の海外市場でドル円は本日も109円台前半を中心の取引。

ドル円109円台前半、イベント前方向感無し(1/30朝)

ドル円109円台前半、イベント前方向感無し

29日の海外市場でドル円は本日も109円台前半を中心の取引。
序盤にはポジション調整と見られるドルの買戻しが先行して、109.54の高値をつけたドル円でしたが、その後は失速、109円台前半で方向感を失いました。
市場では開催中のFOMCや本日から始まる米中貿易協議を前に様子見気分が強まっています。

注目された英議会でのEU離脱修正案の採決では、可決が期待されていた合意なき離脱を回避するために今年末まで離脱の延期を目指す労働党クーパー議員による修正案などが否決された一方、メイ首相が方針転換により支持を呼びかけたアイルランドの国境管理に関する所謂バックストップ条項の代替案を求める保守党ブレイディ案が可決されました。また、元保守閣僚キャロリンスペルマン氏らによる合意なき離脱回避の修正案も可決されています。

これにより、メイ首相は再度EUとバックストップ条項の無効化を交渉することを議会から委ねられた形となりました。メイ首相は議会の支持を得て強い意志EUに示せるとして交渉に意欲を示していますが、EU側は再三再交渉に応じない姿勢をあきらかにしており、このままでは時間切れでハードブレグジット(合意なき離脱)となる可能性は否定できません。

英議会の修正案採決はやや予想外の形となりましたが、メイ首相は非常に短い時間稼ぎには成功したことから、一旦為替市場の材料からは後退した形です。
クーパー案否決を受けて英ポンドは1.31台半ばから1.30台半ばで約100ポイント急落しましたが、ユーロドルは1.14台前半での小動きとなっています。ドル円も反応薄で、通貨により反応が分かれた形となりました。

ドル円は明日未明のFOMC結果発表とパウエル議長の会見待ち、25日に市場で話題となったWSJ紙が報じたバランスシート縮小早期停止議論の有無に注目が集まりそうです。

ドル円109円台前半、イベント前方向感無し

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る