ドル円一時108円台 根強い景気減速懸念で(1/3朝)

年明け1月2日の海外市場では円高が進行、世界的景気減速懸念からドル円は一時109円割れを示現、安値108.71をつけました。

ドル円一時108円台 根強い景気減速懸念で(1/3朝)

ドル円一時108円台 根強い景気減速懸念で

あけましておめでとうございます。本年も「FX羅針盤」をよろしくお願いいたします。

年明け1月2日の海外市場では円高が進行、世界的景気減速懸念からドル円は一時109円割れを示現、安値108.71をつけました。しかし、その後は米株式市場が切り返したこともあり、ドル円に買戻しも入り東京時間6:30現在は109.10近辺で取引されています。

2日東京時間午前に発表された中国の製造業PMIが事前予想に届かず、50を割り込んだことが、昨年後半からの根強い世界景気減速懸念を年明け早々から再燃させた恰好となり、海外市場に移っても株式市場が売り先行で始まったこと、一部米政府機関の閉鎖が長期化していること等がドル円の頭を重くしました。
ただ、終盤にかけて米株が反発、結局NYダウが18ドルとわずかながら前年末比プラスで終了したことから一旦ドル円相場もやや落ち着きを取り戻しています。
トランプ大統領は2日閣議の冒頭に記者団に対し「12月の株式市場は誤作動したに過ぎない」と述べ、各国との貿易交渉で合意すれば株価は再び上昇するとの見方を示しました。

ドル円は、節目と見られていた昨年安値104.56から昨年高値114.55までの上昇の半値戻し109.56を割り込んでの2019年のスタートとなりました。当面のターゲットは同61.8%戻しの108.38、米長期金利も10年もの米国債利回りも年明け早々2.65%を割り込んでおり、ドル円の下値リスクは依然として強い状況です。

米主要株価指数がわずかとはいえすべてプラスで引けたことは明るい材料ですが、今年もトランプ大統領の米国に振り回される一年を予感させるに十分な年明け相場となりました。

ドル円一時108円台 根強い景気減速懸念で

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