ドル円安値切り下げ後小反発(11/21朝)

20日の海外市場でドル円は反発。昨晩も世界的な株安が続く中、海外時間序盤にはリスク回避の円買いが先行、ドル円は112.31まで値を下げ安値を更新しました。

ドル円安値切り下げ後小反発(11/21朝)

ドル円安値切り下げ後小反発

20日の海外市場でドル円は反発。昨晩も世界的な株安が続く中、海外時間序盤にはリスク回避の円買いが先行、ドル円は一時112.31まで値を下げ安値を更新しました。しかし5営業日上昇したユーロが海外序盤から対ドルで下落に転じたことや、発表された米国の住宅着工件数、建設許可件数が予想の範囲に収まり、前日の住宅関連指数悪化による懸念が和らいだこと、更に原油先物が年初来安値を更新し資源国通貨が売られたことなどを背景に、NY時間に入りドルの買い戻しが優勢となり、ドル円は112円台後半まで戻し、東京時間7:30現在は112.70-75レベルで取引されています。

先週来特に欧州通貨に対してやや売られすぎの感のあったドルが主要通貨に対し買い戻されたことで、ドル円も小幅反発しましたが、昨晩もNYダウは551ドル下げるなど市場のリスクオフの流れは変わっておらず、引き続き下値不安も強く残ります。

ただ、テクニカルにはドル円は昨日から日足の一目均衡表の雲の中での動きとなっており、また10/26につけた安値111.38からの上昇の61.8%戻し112.46も一旦はつけたことから、下げ止まりやすい位置にあると言えます。
ドル円の下値目途は昨日同様一目均衡表の雲の下限112.17、上値目途は雲上限の112.95や21日移動平均113.07。
今週は明日22日が感謝祭で米国休場、23日は勤労感謝の日で日本が祝日となり、週後半にかけ市場が薄くなることから本日以降はやや様子見気分が強まりそうです。

ドル円安値切り下げ後小反発

ドル円日足

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