米株急落、リスク回避でドル円112円台前半(10/11朝)

10日の海外市場でドル円は112円台前半に下落。

米株急落、リスク回避でドル円112円台前半(10/11朝)

米株急落、リスク回避でドル円112円台前半

10日の海外市場でドル円は112円台前半に下落。米長期金利上昇や米中貿易摩擦に対する警戒感から米株が売られ、NYダウで前日比831ドルの大幅安となったことから、市場ではリスク回避で円を買う動きが強まりました。
東京時間に113円前後で推移していたドル円はNY時間を通してほぼ一方向に下落、海外序盤の高値113.29からは1円以上下げて112.26で終了、その後も更に下げて東京時間早朝に一時112.12をつけています。

米経済のファンダメンタルズが好調な中での米株大幅下落は、あくまで調整の範疇と考えられますが、やや大きな動きとなっており他市場への波及が懸念されます。
テクニカルにはドル円は8月安値109.78からの上昇のちょうど半値戻しレベル(112.15)に位置していますが、昨晩は日経平均先物も3%超下げており、本日アジア時間での株価の下落は不可避と考えられ、リスク回避の円買いが一段と強まることも考えられます。
ドル円はこの水準を割り込むと節目の112円や61.8%戻しの111.60レベルを窺う動きとなることが予想され、本日は株価を睨みながらの底値探りとなりそうです。

米株急落、リスク回避でドル円112円台前半

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