財政出動への催促相場(2016年4月8日)

日銀が円高阻止へ介入する

財政出動への催促相場(2016年4月8日)

ドル円:4月8日のファンダメンタル分析

連日の円高、株安。円高の動きは更に加速する展開となっています。安倍首相のインタビュー記事以降、介入警戒感が薄れ、調整らしい調整も無いままに昨夜のNY市場では107.67レベルの安値を付けています。ユーロドルは東京後場に一時的にもみあいを上抜け高値を更新する動きも見られましたが、その後は再びレンジ内へと戻し、結果としてユーロ円も122.55レベルまで下値を広げました。これまで上値は重いながらも安値圏でのもみあいとなっていた日経平均株価が、夜間取引のダウ先物の下げに影響され、再び下げる動きを再開したことが、目立った材料が無い中での円高加速となりました。NY引け後のFRB歴代4議長の討論会において、イエレン議長は先の講演と同様の発言をしたことで、為替市場でも特に材料とはなっていません。

ドル円:4月8日のテクニカル分析

ドル円は、先週月曜の高値113.80レベルから既に6円以上もの下げとなっています。ここ数日の大台110円近辺はいったん踊り場となると考えていましたが、着実にドルを売る動きが継続していて、おそらく長期的なポジション調整が大きな流れを形成してしまっているのだと考えられます。こうなると、流れに逆らうことは出来ませんので行くところまで行かないと下げ止まりという印象を与えることは出来ません。テクニカルなターゲットとしては週足で形成されているトップフォーメーションのネックラインの高さから求められる105.25レベルがありますが、この105円台は黒田バズーカ2(2014年10月)前の安値105.20レベルと一致しています。当面のターゲットとして意識される水準は、テクニカルにも、材料的にも105円台前半ということになるでしょう。本日は週末前ということもあり、本来ならば調整が入りやすいところですが、このような相場環境下では何があっても驚きとはなりませんので、引き続き警戒態勢で。引けの水準を中心に、107.80レベルをサポートに、108.80レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る