自国通貨安志向(2016年3月28日)

日米ともに

自国通貨安志向(2016年3月28日)

ドル円:3月28日のファンダメンタル分析

金曜は東京を除いた主要市場がグッドフライデーで休場、仲値前に実需のドル買いが出たことからやや円安に動き、その後はドル高値圏で終日動意薄の展開となりました。ユーロドルをはじめ主要通貨が小動きだったこともあり、クロス円も円安気味の動きとなりました。本日は米国勢は戻ってくるものの欧州、LDN市場は引き続き休場となるため、限定的な値動きを継続しやすい流れにあります。

ドル円:3月28日のテクニカル分析

ドル円は、先週の地区連銀総裁によるタカ派寄り発言が続いたことからドル買いが続く週となりました。週後半にNYダウや原油が下げる動きを示した際にも円相場は円安気味の推移を続け、実需筋のドル買いも底堅さを支える結果となりました。FOMCで示されたドットチャート(FF金利の見通し)よりも、場合によっては利上げ回数が増えるとの見方(年内3回)も出てきていますが、今回もまた市場参加者がやや思惑を振れさせている印象です。ドットチャートが利上げ思惑を収縮させるのを防ぎながら、あくまでもFRBは緩やかな利上げを行うという軌道微修正の発言と見ていたほうが現段階では良いのではないかと思います。今週は明日のNYタイムにイエレン議長の講演がありますので、まずはそれを聞いてから再考です。そして今週は早くも米国雇用統計が1日に発表されますので、基本的に両者が4月FOMCに向けての利上げ有無を判断する重要な材料となるでしょう。本日もドル高値圏でのもみあいを継続と考え、113.00レベルをサポートに、113.60レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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