円106円台前半、ユーロ1.23近辺で方向感無し(3/30夕)

本邦年度末の30日の東京市場で、為替はドル円、ユーロドルともに方向感なく推移しました。

円106円台前半、ユーロ1.23近辺で方向感無し(3/30夕)

ドル円106円台前半、ユーロ1.23近辺で方向感無し

本邦年度末の30日の東京市場で、為替はドル円、ユーロドルともに方向感なく推移しました。
朝方106円台半ばで取引されていたドル円は期末ぎりぎりに持ち込まれた実需と見られるドル売りに、仲値決め前後に下落、復活祭を前に日本以外のほぼすべての主要市場が休場の薄いマーケットの中、昼前には106.15まで売られる局面もありましたが、後場寄り付き後本邦株価が上値を伸ばすと再び買い戻され、106.45を回復しました。

しかし、その後日経平均が失速し、上げ幅を縮小(終値ベースでは日経平均は前日比295円のプラス)するとドル円は方向感を無くし、東京時間15:30現在は106.20近辺での取引です。
一方、ユーロドルもやはり東京の仲値決めのタイミングでやや上下動はあったものの、前日同様1.23近辺での取引が続きました。いずれにせよドル円で40銭、ユーロドルも28pipsと値幅はどちらも限られたものでした。

本日はキリスト受難を記念する聖金曜日(グッドフライデー)の祝日で欧米市場、オセアニア、香港、シンガポールからインドまで主な金融市場はすべて休場となっている事から、海外時間はよほど突発的なニュースが無いかぎり、為替の動きは限定的なものとなるものと予想されます。

しかしながら、来週月曜日2日も欧州時間まではイースター休暇が継続するため、実質的な為替市場再開は2日夜の米市場からとなり、この約3日半に大きな事件等が起きた場合には、今晩、月曜等、市場が薄いながらも存在する時間帯に大きな値動きとなる可能性も無いとはいえず、一応注意が必要です。

尚、祝日、休日等の関係の無いビットコインは一時対円で70万円に接近するなど、本日も大幅に下落しており荒れ模様です。




※本日斎藤登美夫氏のドル円日報は休載とさせていただきます。

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