ドルは107円の抵抗に接近、上抜けなるか(3/13)

13日の東京市場は、ドル高・円安。とくに終盤にかけて上げ幅を拡大、一時は107円に迫る局面も観測されていた。

ドルは107円の抵抗に接近、上抜けなるか(3/13)

<< 東京市場の動き >>

13日の東京市場は、ドル高・円安。とくに終盤にかけて上げ幅を拡大、一時は107円に迫る局面も観測されていた。

ドル/円は106.40円レベルで、寄り付いたものの、しばらくは冴えない値動き。日中安値である106.25円レベルまで小緩んだものの、そこからはVの字型の回復を見せた。前日比81円安で寄り付いた日経平均株価がプラス転換、さらに大引けでは4日続伸の144円高となったことなどが好感されていたという。
為替は一時106.90円レベルまで値を上げ、16時時点でも日中高値圏の106.85-90円で推移し、欧米時間を迎えている。

一方、材料的に注視されていたものは、これまでの流れを継いだ「北朝鮮情勢」や「森友学園問題」、「米関税問題」−−の3本柱。
それ以外の要因では、米下院暫定委が「トランプ陣営とロシア共謀の証拠なし」とした暫定報告書を発表したほか、「総選挙敗北の責任を取り、イタリア与党党首が辞任」、「トランプ米大統領がブロードコムのクアルコム買収阻止令を発令」、「麻生財務相がアルゼンチンでのG20会議の欠席検討」などの報道が観測されていた。

<< 欧米市場の見通し >>

為替市場が再びレンジ取引の様相を呈していた。実際、ドル/円は先週末から106.25-107.05円という1円にも満たないボックス相場をたどっていることがうかがえる。いましばらく、そんなレンジ取引が続く可能性も否定できないが、本稿執筆時106.90円近くと上限に接近する値動きで、このまま上抜けることが出来るか否か動静を注視したい。
なお、材料的には、本日はNY時間に「トランプ米大統領のカリフォルニア州訪問」「米ペンシルベニア州下院補欠選挙」という2つの重要政治ファクターが予定されている。市場では、米政治要因を受けて「保護貿易主義の一段の盛り上がり」を警戒する声が多いようで、だとすればドル/円の上値は限られそう、今回も107円レベルをクリアに抜けていくことは難しいイメージだが果たして結果は如何に!?

テクニカルに見た場合、前日のNYクローズで何とか維持した一目均衡表の転換線(本日は106.20-25円)をサポートに、足もとは移動平均の25日線(107.00-05円)をうかがう展開となっている。ちなみに、25日線は先週末からのレンジ上限にも合致するため、なかなか強い抵抗と考えられるものの、抜ければ一目の基準線が位置する107.50-55円、あるいは108円レベルなどをトライする動きとなりそうだ。
それに対するサポートは、前記した一目の転換線も位置する106.20-25円で、割り込むようだと105円半ば、年初来安値105.24円などがターゲットに。

一方、材料的に見た場合、2月の消費者物価指数といった米経済指標の発表が予定されているうえ、米財務省が30年債の入札が実施される見込みだ。また、それとは別に「トランプ米大統領のカリフォルニア州訪問」「米ペンシルベニア州下院補欠選挙」が予定されており、前述したようにこちらの政治ファクターには、より注意が必要かも知れない。
なお、波紋を広げている森友問題だが、新たに「麻生財務相がG20会議の欠席検討」や産経新聞が報じた「消費税率引き上げにも影響か、財務省信頼失墜」−−などといった日本経済などに対する悪影響が懸念される事態となってきた。続報などにも一応要注意。

そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは、106.20-107.20円。ドル高・円安方向は、25日線も位置し、かつ先週末から何度もトライしたがしっかりと超えられない107円前後が最初の抵抗。抜ければ一目の基準線が位置する107.50-55円がターゲットに。
対するドル安・円高方向は、一目均衡表の転換線が位置する106.20-25円の攻防にまず注視。割り込むようだと、再び106円を割り込む可能性も否定できなくなるが、大崩れは予想しにくく底堅いイメージか。(了)

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