ドル売りの流れが止まらない(2016年3月18日)

FOMCの政策方針

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ドル売りの流れが止まらない(2016年3月18日)

ドル円:3月18日のファンダメンタル分析

ドル円はFOMC後のドル安の動きを受け、東京市場でも上値の重たい展開を続けていましたが、後場に入り株式市場が大幅安となるとドルが一段安となりこれまでのもみあいの下限となっていた112円台前半を下回る動きとなりました。欧州市場に入ると、ドル円とユーロドルとが相互にドル安を争うような展開となり、ドル円は2月のダブルボトムとなっていた111円前後のサポートをも下回り、一時110.67レベルの安値を付けました。その後112.00レベルまで急速に値を戻し、介入を疑うような荒っぽい値動きとなりましたが、G20での合意もあり今回も介入を含めた通貨安につながるような行動は一切無かったようです。朝方高値から考えると2円30銭もの動きがあったことから、恐る恐る売っていた向きの買い戻しが思った以上の変動を引き起こしたと言えます。ユーロドルも一時1.1344レベルまで水準を切り上げ、2月高値まであと一歩の水準に迫る動きとなりましたが、ドル円同様荒っぽい動きの後、再びドルの上値が重たい地合いでNYを引けています。

ドル円:3月18日のテクニカル分析

ドル円は、これまでのもみあいを下抜け、さらに2月のダブルボトムとなっていた111円前後の安値をも下抜けたことで、再び110円の大台を視野に入れ、長期的には105円というテクニカルなターゲットを考える展開となってきました。今週末は東京が3連休となることもあって、本日の海外市場から月曜にかけては一段の下値追いが出てくる可能性があるため注意が必要です。引き続き戻り売りを考え、111.80レベルをレジスタンスに、110.50レベルをサポートとする流れを見ておきます。

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