ドル円:3月11日のファンダメンタル分析
ドル円は東京市場では前日の流れを受けて円安が先行、昼過ぎには113.81レベルまで上値を広げました。いっぽう、ユーロはECB理事会を前に対ドルではややドル買いの動きとなっていましたが、基本的には様子見のまま欧州市場入りとなりました。注目のECB理事会は、市場の思惑を超える追加緩和が実施され、マイナス金利幅の拡大に留まらず政策金利の引き下げ、債券購入枠の拡大と打てる手を全て打った内容となりました。発表直後はユーロドルが1.0822レベル、ユーロ円も123.65レベルと売りが強まりましたが、その後ドラギ総裁が会見で当面の追加緩和は打ち止めといった発言を行ったことでユーロは急反発、対ドルで1.1218レベル、対円で126.77レベルへと急伸し、若干押しての引け。ドル円はユーロドルの乱高下に振り回されたものの、前日安値圏には到達せず、ユーロ円買いの影響が強い引け具合となりました。
ドル円:3月11日のテクニカル分析
ドル円は、ECB追の加緩和直後には、一時114.45レベルの高値を付けたものの、その後のユーロ急騰に押され112.61レベルへと下落、113円台前半へ戻しての引けとなりました。最近の動きも昨日の動きもそうですが、現状では114円台前半の売りと112円台前半の買いに挟まれてもみあいとなっていて、来週の日米の金融政策イベントまではレンジを抜けださない流れが続きそうです。本日は113.60レベルをレジスタンスに、112.70レベルをサポートとする流れとします。
オーダー/ポジション状況
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