ドル反発 株全面高と米長期金利上昇で
18日の海外市場では、材料難の中前週末のドル買いの反動で主要通貨に対しドル売りが先行しましたが、深夜一時過ぎに米長期国債利回りが上昇を始めると、ドルの下落が止まり反発に転じました。
クリスマス休暇週に入り、また昨晩は材料も無く全般的に薄商いの中、先週末から続く米税制改革法案週内成立の見込みに主要国の株価が上昇、一巡して米国では本日もS&P500指数とナスダック総合指数は最高値を更新、NYダウも終値は140ドル高の24,792ドルと終値ベースでの最高値を2日連続で更新しています。
ポジション調整のドル売りに欧州時間終盤には112.31まで下落したドル円でしたが、米10年もの国債利回りが2.36%から2.39%まで上昇したことなどから反発、東京時間7:00現在は112円台半ばでの取引です。また、ユーロドルも1.1834まで上昇した後1.17台後半に反落しています。ただ、全般的には大きな動きとはなっておらず最近のレンジ内で方向感を欠いた取引が続いたと言えそうです。
来週初のクリスマスを前に市場では手控えムードが広がっています。税制改革法案成立もさすがにほぼ織り込まれたものと思われ、クリスマス休暇明けまで為替市場は鈍い値動きが続きそうです。
尚、昨晩は南アフリカの与党ANC党首選でラマポーザ副大統領がズマ大統領の元妻ドラミニ・ズマ氏を破って当選。汚職と縁故主義のはびこるとされる南ア政治に改善の見込みが出てきたことを好感して南アフリカランドは上昇、対ドルで一時12.60を割り込む水準までランド買いが進み、対円でも3月以来の高値となる8.95をつけています。
オーダー/ポジション状況
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