原油先物下落にドル円つれ安
昨晩の海外市場では日本時間明朝からの一連のイベントを前に、主要市場で取引が手控えられるなか、サウジアラビアの産油量増加の報道に原油先物が下落しました。
OPECのレポートにより2月のサウジアラビアの原油産出量が日量1,000万バレルを超えたことが分かり、サウジアラビアが減産協定を反故にするのではないかとの懸念が広がり、原油先物相場は昨晩一時47.09まで下落。
これに対してサウジアラビアは、増産分は国内の在庫として保有、国際市場に放出していないと説明、懸念がやや和らいだことや、米国での原油在庫減少観測報道も出て、原油先物は反発、今朝方はOPEC、非OPECの会合が来週開催されるとの報道で逆に49ドル近くまで急回復する荒い値動きとなっています。
115円台で取引されていたドル円は原油先物の下落に合わせて値を下げ、一時114円台半ばまで下落後、114.70レベルでの取引、NYダウもエネルギー関連株が足を引っ張り44.11ドル安い20,837.37ドルで終了しています。
本日は8:30に豪ウェストパック消費者信頼感指数、13:30から本邦鉱工業生産、設備稼働率等の発表があります。
本日の東京市場も原油先物相場の動きを警戒しつつも、イベント待ちで取引の薄い状況が続きそうです。
オーダー/ポジション状況
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