米株上昇、FOMCは年内利上げ回数焦点(3月13日早朝)

概ね良好な結果の先週末の2月の雇用統計でしたが、賃金の伸びがやや期待外れだったこともあり、発表後ドル円、株ともに一旦反落。

米株上昇、FOMCは年内利上げ回数焦点(3月13日早朝)

米株上昇、FOMCは年内利上げ回数焦点(3月13日早朝)

概ね良好な結果の先週末の2月の雇用統計でしたが、賃金の伸びがやや期待外れだったこともあり、発表後ドル円、株ともに一旦反落。
ただ、終盤には株価は持ち直しNYダウは44.79ドル上昇して20,902.98ドルで終了しています。14-15日のFOMCでは0.25%の利上げは織り込み済み、市場の関心は声明等に年内利上げが4回見込めるのか3回にとどまるのかに移っています。

また、今週16日にはトランプ政権の予算教書が議会に提出される予定です。
今回は骨格のみで、減税等の中身は含まれない見込みとされ、内容に大きなサプライズが含まれていない場合には遅れが目立つ予算編成に失望感のドル売り株売りとなる可能性も否定できません。

現在原油価格下落による財政難に苦しむサウジアラビアのサルマン国王が脱石油の経済改革の「ネタ探し」で総勢1,000人を超す随員を引き連れ訪日していますが、先週来市場の大きな不安要因は原油価格。米国での在庫の積み上がりとOPEC減産合意順守への疑念から原油先物相場は49ドル割れで越週しており、今週更に下値を広げるようであれば市場がリスク・オフに傾く恐れがあります。

本日8:50からは本邦1月の機械受注の発表があります。
早朝のドル円は前週末レベルの114円台後半で推移、先週末一目均衡表の雲の上抜けは維持できず、雲の中で推移、雲の上限115.01が抵抗線、下値は現在114.65近辺に位置する75日の移動平均、114.57付近の5日移動平均、本日114.31で今後徐々に下降する雲の下限あたりとの位置関係に注目です。
また、先週末大幅に上昇した日経平均株価は本日は円安の一服と米株上昇の狭間で次の方感探しの展開となりそうです。

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