米国の利上げ期待は高まるが(2017年3月6日)

先週は、FRB関係者などが利上げに対して前向きな発言を行ったことでドル/円も強い動きとなりました。

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米国の利上げ期待は高まるが(2017年3月6日)

米国の利上げ期待は高まるが

先週は、FRB関係者などが利上げに対して前向きな発言を行ったことでドル/円も強い動きとなりました。
この数日で今月利上げの可能性を市場が8割から9割程度は織り込んでいるという報道がありますが利上げのペースについては特に変更はなさそうなので、前のめりでドル高を期待していると肩透かしにあうかもしれません。
テクニカルで見るとドル/円はレンジ内の動きにおさまっているため円安がどこまで進むのか疑問もあります。
トランプ大統領が円安に対して不快感を示していることも円安にブレーキをかけています。
ドル/円は111.60
−114.80円程度のレンジが続いていますが115円を超えない限り、レンジ相場が続く可能性も。

今週は週末に米国の雇用統計と先物・オプションのSQを控えているため週の前半はレンジ内で様子見の姿勢が強まるかもしれません。
先週末はユーロが急騰して終わっていますがフランスのル・ペン氏の支持率がやや落ちてきているようでユーロ離脱シナリオに対する懸念が弱まっているようです。
とは言っても15日(日本時間16日)には、オランダ総選挙が控えているため欧州の選挙次第ではユーロが乱高下するリスクもあるので注意したいです。
ユーロ/円は121円を超えてきましたが下降チャネルの上限あたりまできており、前回高値の121.30円あたりが抵抗となっています。

ユーロ/円は120円を維持できれば強い動きが期待できそうですが120円を割り込むと再度下値トライの動きを警戒したいです。
中国は全国人民代表大会(中国の国会)が開幕していますが大衆の不満が増えていることもあり、舵取りが難しくなってきています。
今のところシャドー・バンキングなど金融の問題は出ていませんが米国の利上げが新興国経済を直面するリスクもあるので注意していきたいところです。

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