ドル円154円台後半、ドル全面高の中一時155円に迫る (11/13午前)

13日午前の東京市場でドル円は堅調推移。

ドル円154円台後半、ドル全面高の中一時155円に迫る (11/13午前)

ドル円154円台後半、ドル全面高の中一時155円に迫る

13日午前の東京市場でドル円は堅調推移。米長期金利の高止まりに朝方、154.56レベルで取引の始まったドル円は、序盤もみ合った後、実需とみられるドル買いに仲値公表にかけて一段高となり、154.94の高値をつけ、昨晩の高値をわずかに抜きました。その後はやや緩み、東京時間正午現在は154.72での取引です。

日経平均株価は、昨晩米市場でトランプトレード一服感に主要株価指数が下落した流れを受け、売りが先行。情報技術、エネルギー等一部の業種を除きほぼ全面安の様相となり、下げ幅は一時500円を超えました。その後は買い戻しも入りましたが上値は重く、422円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、株式市場の上昇が一服する中で、次期トランプ政権の経済政策をにらんでの米金利上昇と主要通貨に対するドル買いが継続。ドル円も東京終盤の153円台後半から高値154.92までほぼ一方向に上げた後、米長期金利が上昇一服となったことで、154.63まで小戻しして、アジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、直近高値を更新し、ドル買い基調が強まっています。ドル円だけではなく、対ユーロや、対ポンドでもドル全面高となっていることから、節目の155円を突破した場合でも本邦当局の実弾介入等は難しい状況です。市場が注目する今晩の米10月CPI (前回+2.4%、今回予想+2.6%)が強く出た場合、ドル買いが強まる恐れもあり、今晩は要警戒です。

ドル円154円台後半、ドル全面高の中一時155円に迫る

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