ドルは152円台半ばで推移、弱い雇用統計予想だが上下に振れる可能性は大きい
【本日の東京市場】
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日経平均が37000円台に突入するなど大幅下落となったものの、リスク回避の円買いは進まなかったことで、152円台半ばまで値を戻した。
昨晩の海外時間では、米9月PCEコアデフレータが予想に反し鈍化せず、ディスインフレの停滞が示され、先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の底堅さが証明されたため長期金利上昇に連れ一時ドル買いが強まった。
ただ、その後発表された10月シカゴ購買部協会景気指数が予想以上に悪化。さらにイランがイラク側から対イスラエルの大規模報復攻撃を準備しているとの報道で地政学的リスクが強まりリスク回避で米債券利回りが低下しドル買いが後退。ドルは153円台から一気に151円台に突入した。
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日経平均が37000円台に突入するなど大幅下落となったものの、リスク回避の円買いは進まなかったことで、152円台半ばまで値を戻した。
昨晩の海外時間では、米9月PCEコアデフレータが予想に反し鈍化せず、ディスインフレの停滞が示され、先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の底堅さが証明されたため長期金利上昇に連れ一時ドル買いが強まった。
ただ、その後発表された10月シカゴ購買部協会景気指数が予想以上に悪化。さらにイランがイラク側から対イスラエルの大規模報復攻撃を準備しているとの報道で地政学的リスクが強まりリスク回避で米債券利回りが低下しドル買いが後退。ドルは153円台から一気に151円台に突入した。
東京時間では、日経平均が下げ幅を拡大し、一時37000円台に突入するなど大幅な下落となったが、為替市場ではリスク回避の円買いは観測されず。株安の影響はほぼ受けず、朝方からじりじりと値を戻し152円60銭台まで値を戻した。
ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:152円05銭
高値:152円66銭
安値:151円79銭
終値:152円55銭
ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:165円53銭
高値:165円97銭
安値:165円23銭
終値:165円85銭
豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値: 100円06銭
高値: 100円36銭
安値: 99円83銭
終値: 100円16銭
ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:196円18 銭
高値:196円79銭
安値:195円78銭
終値:196円61銭
日経平均(日本時間9時―15時)
始値:38504円35銭
高値:38512円83銭
安値:37946円66銭
終値:38053円67銭(前日比−1027円58銭)
【本日の海外市場の重要指標】日本時間
21時30分、米、10月非農業部門雇用者数(前月比)、前回:25.4万人、市場予想:11.0万人
21時30分、米、10月失業率、前回:4.1%、市場予想:4.1%
22時45分、米、ローガン・ダレス連銀総裁がイベント開会挨拶
22時45分、米、10月製造業PMI(確報値)、前回:47.8、市場予想:47.8
23時00分、米、10月ISM製造業景気指数、前回:47.2、市場予想:47.6
FRBがブラックアウト期間入り(金融政策に関する発言自粛期間、11月8日まで)
※3日から米国市場が冬時間に移行
※予定は変更することがございます。
【今晩の海外時間の見通し】
本日の海外時間は、10月米雇用統計の結果を見極める展開となる。大型ハリケーンやストライキの影響などから前月比では弱い数字が見込まれている一方、雇用者数が市場予想比で大幅にぶれる可能性もあることから、発表直後のドルは上下に動きそうだ。前哨戦ともいえる10月ADP雇用者数は市場予想11.0万人増を大幅に上回る23.3万人増となったことで、雇用統計に対する期待感は少なからずある。
とはいえ、米大統領選挙の投開票が間近に迫っていることから、積極的なポジション取りは手控えられると考える。仮にドル買いが強まっても、10月28日につけた直近高値である153円87銭を上回るような強い展開は難しいだろう。
日足の一目均衡表では、引き続き転換線をサポートに雲上限や100日移動平均線を明確に上放れている。7月3日の高値161円99銭から9月16日の安値139円56銭の下落幅22円43銭の61.8%戻し水準である153円42銭を達成したことから、次のターゲットは3分の2戻しの154円51銭が意識されよう。
一方、基準線が横ばい推移となっているほか、遅行スパンも雲上限で横ばいと強いトレンドは一服した感はある。来週は6−7日に連邦公開市場委員会(FOMC)開催も控えるなど重要イベントが目白押しのため、様子見ムードが強まってもおかしくない。
今晩のドル・円は、雇用統計が影響して発表直後は上下に動くと想定。上値メドは153円50銭、下値メドは151円50銭とする。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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