ドル円、NYダウ底堅い動きで始動
ドル円・株ISM製造業指数高水準で上昇の後反落
実質的に金融市場が再開された3日の海外市場で、ドル円は117円台半ばから118円台半ばへ行ってこい、NYダウは大幅上昇して取引を開始した後上げ幅を縮小、その後終盤にかけて再度上昇するなど、堅調ななかに方向感を探る展開となりました。
昨晩発表となった12月の米ISM製造業景気指数は54.7と二年ぶり高水準、予想の53.8も大きく上回りました。指標発表直後にはドル円は118.60まで上昇、ユーロドルは1.0341と14年ぶりの安値を記録、NYダウも19,930ドル台をつけましたが続かず。
一時2015年7月以来の55.24ドルまで上昇した原油先物相場が、ドル高を嫌気し、また、OPEC、非OPEC間の減産合意の実効性に懸念が広がったことで52ドル台まで下落すると、ドル円は117円台前半、NYダウも19,700ドル台まで急落しました。
まずは文句のない滑り出し、本邦株式市場も底堅い展開か
とはいえ昨晩再開した英国市場でもFTSE100指数は昨年末に続き史上最高値を更新、利食いの優先した独DAX指数以外欧州株式ははおおむね上昇、NYダウも最後は戻して119ドル高の19,881.76で終了と2017年まずは文句のないスタートを切ったと言えるでしょう。
一方で今後1月20日のトランプ大統領就任に向けて市場は徐々にトランプ政策の現実面にも目を向ける状況となるものと思われ、特に米国株式市場が今後昨年の相場の勢いをどこまで維持できるのかが金融市場の最大の関心事となりそうです。
海外株式市場の堅調地合いを受け、本日大発会を迎える本邦株式市場も底堅い展開が予想されます。
オーダー/ポジション状況
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