就任式までは現相場を維持か(週報17年1月第一週)

新年相場の展開が焦点です。 過去3年、年末年始で相場のムードが大きく変わっています。

就任式までは現相場を維持か(週報17年1月第一週)

ドル円:12月26日からの先週

26日は、世界中がクリスマスで休場の中、東京市場のみが開いていました。その東京市場も短縮取引のFX業者が多く、流動性は著しく低い日でした。値幅も117.00から117.37と狭いまま、117.09で引けました。

27日は、27日安値の117.01から始まり東京時間は117.46まで上げた後、117.20まで下げました。海外時間に入り27日高値の117.61まで上昇して117.39まで下げてそのままNY引けました。

28日は、前日引けの117.39で始まり、28日高値の117.81まで上昇。その後は海外時間に入りじりじりと戻しなく117.05まで下押し、NYは117.25で引けました。

29日は、前日引けの117.24で始まり、それが29日の高値となりました。その後はじりじりと下押し29日安値の116.22を付けました。海外時間に入り上は116.88、下は116.27の間でのもみ合いとなり、116.54で引けました。

30日は、前日引けの116.54で始まり、すぐに30日安値の116.03を付けた後、30日高値の117.20まで戻しました。しかしNY時間に入り一旦116.42まで下押して、116.96まで戻して引けました。

ドル円:1月2 日からの今週

CME通貨先物ポジション状況:12月27日時点
     (12月27日)   (12月20日)   (12月13日)
円      ▲87009    ▲75449    ▲63429
ユーロ   ▲69408    ▲78045    ▲87513
ポンド   ▲57099    ▲59350     ▲72343

シカゴIMM:短期投機・投資家によるユーロの売り持ち高は前週から更に減少。
過去最高の買い持ち高は、2007年5月15日 +119,538、
過去最高の売り持ち高は、2010年2月9日 -57,152

シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
14.04(0.67)VIX指数は上昇しての引け。米株の下落を背景にリスク志向の動きが巻き戻され、指数は14を突破しての引けとなりました。
2016年最大は32.09、過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39

警戒感の強まる米国株の動向

トランプ米新政権の施策、企業減税や規制緩和が企業の収益となるとの見方から、これら好材料を織り込む形で昨年11月から米国株は過去最高値を更新してきました。
なので年明け1月からは、好材料の出尽くしによるポジション調整となるのではとの懸念が市場にあります。
日本株も高値警戒感が高く、日米の株安や、円高への調整リスクに要注意です。

ただ、NYダウも、日経平均も過去に危ないところから一段と上げてきているので、下げ相場にはならないと見ます。
NYダウで言えば、6月27日の17063.08
日経平均で言えば、6月24日の14864.01
です。
 
戻り相場になっても、下げ相場に直結するものではなく、下押しの目途は
NYダウで言えば、11月4日の17883を意識した17900
日経平均で言えば、17600〜17200
です。

基本は、11月米大統領選からのトランプ相場、トランプ氏が正式に大統領就任となる1月20日までは継続すると想定します。それまではトランプ新政権による政策期待が優先、勝負はその後の動きでしょう。

予想レンジは、115.00~120.00 と見ます。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る