ドル円:12月26日からの先週
26日は、世界中がクリスマスで休場の中、東京市場のみが開いていました。その東京市場も短縮取引のFX業者が多く、流動性は著しく低い日でした。値幅も117.00から117.37と狭いまま、117.09で引けました。
27日は、27日安値の117.01から始まり東京時間は117.46まで上げた後、117.20まで下げました。海外時間に入り27日高値の117.61まで上昇して117.39まで下げてそのままNY引けました。
28日は、前日引けの117.39で始まり、28日高値の117.81まで上昇。その後は海外時間に入りじりじりと戻しなく117.05まで下押し、NYは117.25で引けました。
29日は、前日引けの117.24で始まり、それが29日の高値となりました。その後はじりじりと下押し29日安値の116.22を付けました。海外時間に入り上は116.88、下は116.27の間でのもみ合いとなり、116.54で引けました。
30日は、前日引けの116.54で始まり、すぐに30日安値の116.03を付けた後、30日高値の117.20まで戻しました。しかしNY時間に入り一旦116.42まで下押して、116.96まで戻して引けました。
ドル円:1月2 日からの今週
CME通貨先物ポジション状況:12月27日時点
(12月27日) (12月20日) (12月13日)
円 ▲87009 ▲75449 ▲63429
ユーロ ▲69408 ▲78045 ▲87513
ポンド ▲57099 ▲59350 ▲72343
シカゴIMM:短期投機・投資家によるユーロの売り持ち高は前週から更に減少。
過去最高の買い持ち高は、2007年5月15日 +119,538、
過去最高の売り持ち高は、2010年2月9日 -57,152
シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
14.04(0.67)VIX指数は上昇しての引け。米株の下落を背景にリスク志向の動きが巻き戻され、指数は14を突破しての引けとなりました。
2016年最大は32.09、過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39
警戒感の強まる米国株の動向
トランプ米新政権の施策、企業減税や規制緩和が企業の収益となるとの見方から、これら好材料を織り込む形で昨年11月から米国株は過去最高値を更新してきました。
なので年明け1月からは、好材料の出尽くしによるポジション調整となるのではとの懸念が市場にあります。
日本株も高値警戒感が高く、日米の株安や、円高への調整リスクに要注意です。
ただ、NYダウも、日経平均も過去に危ないところから一段と上げてきているので、下げ相場にはならないと見ます。
NYダウで言えば、6月27日の17063.08
日経平均で言えば、6月24日の14864.01
です。
戻り相場になっても、下げ相場に直結するものではなく、下押しの目途は
NYダウで言えば、11月4日の17883を意識した17900
日経平均で言えば、17600〜17200
です。
基本は、11月米大統領選からのトランプ相場、トランプ氏が正式に大統領就任となる1月20日までは継続すると想定します。それまではトランプ新政権による政策期待が優先、勝負はその後の動きでしょう。
予想レンジは、115.00~120.00 と見ます。
オーダー/ポジション状況
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