米CPI発表控え156円台で方向感に欠ける動き
15日午前の東京市場で、ドル円は156円台半ばで方向感に欠ける動き。朝方、156.42レベルで取引の始まったドル円は、米4月CPIの発表を今晩に控え様子見気分の強い展開となり、156.31-56の狭いレンジでの上下動に終始。東京時間正午現在は156.46で取引されています。
日経平均株価は、昨晩米市場で主要株価指数が上昇した流れを受け買いが先行、序盤の上げ幅は一時400円を超えました。しかしその後は利食い売りの動きが強まり、上げ幅を縮小。135円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では発表された米4月生産者物価指数(PPI)が強めの数字となったことから、発表直後ドル円は156.76まで上昇しました。しかし、PPIの前月分が大幅下方修正されたこと、PCEデフレーター算出に使用される外来医療費、航空運賃等の項目が落ち着きを示したことで、米長期金利は低下に転じ、ドル円も156円台を乱高下した後、156.43で取引を終えています。
テクニカルにはドル円は、引き続き強いドル買い地合いが継続。当面のターゲットは年初来高値160.17からの下落の61.8%戻し157.00、サポートは同50%と基準線のある155.90-00レベルです。
市場は今晩の米4月消費者物価指数(CPI)の発表待ち。昨晩のPPIが強弱入り混じる内容であったことから、ドル円も一旦は上値追いを休止した形ですが、結果を受け、上下どちらのテクニカルポイントを試すこととなるのか注目です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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