ドル円 ドル底堅い、基本は155円台での一進一退か(5/13夕)

週明けの東京市場はドルが底堅い。一時下値を試すも安値は155円半ばまで。結果は「行って来い」だった。

ドル円 ドル底堅い、基本は155円台での一進一退か(5/13夕)

ドル底堅い、基本は155円台での一進一退か

〇ドル円、日銀・国債買い入れオペ減額で一時下値を試すも155円半ばで下げ止まる
〇5/9以降すべて155円台での一進一退続くがリスクはドル高方向にバイアス
〇156円レベル超えると、高値160.22起点とした下げ幅61.8%戻し157円レベルがターゲット
〇IMM通貨先物データから円のショートポジションはかなり解消、レンジブレークの機運整いつつあるか
〇ドル高円安方向、156円レベルが引き続き抵抗か。抜けると156.28、157円目指す
〇ドル安円高方向、東京安値155円半ばめぐる攻防に注目。割り込んでも155円割れは予想しにくい
〇欧米時間のドル円予想レンジは155.30-156.20

<< 東京市場の動き >>

週明けの東京市場はドルが底堅い。一時下値を試すも安値は155円半ばまで。結果は「行って来い」だった。

先週末は、プーチン露大統領が提案した内閣改造が話題に。一方、フランス、セルビア、ハンガリーの3ヵ国歴訪の日程を終え、欧州の結束切り崩しに動いた習中国国家主席の動きも話題になっていたようだ。
そうした状況下、ドル/円は155.75円レベルで寄り付いたものの、基本は揉み合い。本日も156円にはとどかず、上げ渋り様相を呈するなか、日銀が国債買い入れオペを減額したことが明らかになると、一気にドル売り・円買いに傾斜。しかし、それでも155円半ばでは下げ止まっただけでなく、そののち再びドルが買い進まれる展開に。日中高値圏である155.95円レベルまで上昇し、16時現在では155.80-85円で推移、欧米市場を迎えている。

一方、材料的に注視されていたものは「ロシア情勢」と「ガザ情勢」について。
前者は、プーチン露大統領が提案した内閣改造人事が思惑を呼ぶ。ミシュスチン首相やラブロフ外相が再任した反面、ショイグ国防相が交代し、後任にはベロウソフ氏が充てられることが明らかになった。また、プーチン氏の最側近パトルシェフ安全保障会議書記の息子で、農相を務めたドミトリー・パトルシェフ氏を副首相にすることも提案されていた。ちなみに同氏は、プーチン氏の後継候補のひとりと目されている。そうしたなか、ロシア国防省から「ウクライナのハルキウ州で9つの集落を掌握した」と発表がなされていたようだ。徐々に西側諸国からの弾薬がウクライナにとどき始めているようだが、前述したような劣勢をどこまで巻き戻せるのか注目だ。

対して後者は、仲介者が提示した休戦案をイスラエルが事実上拒否したことを受け、イスラム組織ハマスはパレスチナ自治区ガザの休戦合意に向けた取り組みが振り出しに戻ったとの見方を示していた。そうしたなか、バイデン政権がイスラエルに対し、「ガザ最南部ラファへの本格侵攻を自制すれば機密情報を共有すると提案している」と報じられていたが、真偽ならびに事実の場合でも果たして休戦に繋がるのか否か注目だ。

<< 欧米市場の見通し >>

ドル/円相場は前述したように、本日東京で一時値を下げるも下値は155円半ばまで。逆にドルの底堅さを浮き彫りにしたと言えるかもしれない。一方で上値も重く、先週から156円に接近するもとどかないという値動きを繰り返しているが、そろそろ上抜けするとの期待も。高値160.22円を起点とした下げ幅のフィボナッチからすると、156円レベルを超えた場合のターゲットは61.8%戻しの157円レベルとなる。
日米を中心とした各国金融政策が注視されるなか、米金利見通しについては依然として見解が分かれているようだ。そうしたなか、今週は15日に発表される4月の米消費者物価指数がとくに注目されている。それとは別に、ガザ情勢や中国情勢などを警戒する声も少なくなく、動静が注視されている。

テクニカルに見た場合、ドル/円は先週9日以降すべて155円台での一進一退。本日東京におけるドル急落でも下値は堅かった。そんな155円台で次の方向性を探る展開がいましばらく続く可能性も否定できないが、リスクという意味ではドル高方向にバイアスか。もちろん、当局の円買い介入警戒はくすぶるものの、シカゴIMM通貨先物のデータを見ても円のショートポジションはかなり解消されており、レンジブレークの機運は整いつつある気もする。
本日は目立った米経済指標の発表は予定されていないものの、クリーブランド連銀総裁とジェファーソンFRB副議長の対談などが予定されている。要人の発言に注意が必要だ。

そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは155.30-156.20円。ドル高・円安方向は超えそうで超えられない156円レベルが引き続き抵抗か。抜けると156.28円、そして157円を目指す。
対するドル安・円高方向は、本日東京安値に当たる155円半ばをめぐる攻防にまずは注目。ただ割り込んでも先週9日から下回っていない155円割れは予想しにくい。

ドル底堅い、基本は155円台での一進一退か

ドル円日足


注:ポイント要約は編集部

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る