ドル円、プレジデンツデーで動意薄。本日は連休明けの米国勢の動きに注目
○ドル円は狭いレンジ内での推移、日本時間午前に149.88まで下落後、150.15前後まで持ち直す動き
○ユーロドルも方向感に欠ける展開、1.0790まで上値を伸ばした後、米国時間朝方に1.0762まで反落
○ドル円、「一目均衡表三役好転」などが成立、テクニカル的には一巡後の上昇トレンド再開が期待
○ファンダメンタルズも日米金利差拡大など、ドル円相場上昇を連想させる材料が揃う
○ドル買い・円売りトレンドの再開をメインシナリオとして予想
○本日の予想レンジ:149.25ー150.75
海外時間のレビュー
週明け19日(月)のドル円相場は狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。アジア時間早朝にかけて、高値150.24まで上値を伸ばすも、一巡後に伸び悩むと、(1)本邦輸出企業の実需のドル売りや、(2)日経平均株価の冴えない動き(リスク回避の円買い圧力)、(3)政府・当局による為替介入警戒感が重石となり、日本時間10時過ぎに、安値149.88まで下落しました。しかし、売り一巡後に下げ渋ると、(4)日米金利差に着目した円キャリートレードの再開期待や、(5)日経平均株価の低下幅縮小、(6)円金利低下に伴う円売り圧力、(7)米国祝日を控えたポジション調整(プレジデンツデーで米株・米債市場共に休場)が支援材料となり、本稿執筆時点(日本時間2/20午前6時00分現在)では、150.15前後まで持ち直す動きとなっております。
週明け19日(月)のユーロドル相場は狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。欧州時間朝方にかけて、高値1.0790まで上値を伸ばすも、一巡後に伸び悩むと、(1)ECBによる利下げ開始時期の前倒し観測や、(2)独債利回り低下に伴うユーロ売り圧力、(3)欧州株の冴えない動き、(4)米国祝日を控えたポジション調整が重石となり、米国時間朝方にかけて、安値1.0762まで反落しました。もっとも、売り一巡後に下げ渋ると、引けにかけて持ち直し、本稿執筆時点(日本時間2/20午前6時00分現在)では、1.0780前後で推移しております。
本日の見通し
ドル円は節目150.00を挟んで方向感に欠ける値動きとなりましたが、日足ローソク足が主要テクニカルポイント(21日線、50日線、90日線、200日線、ボリンジャーミッドバンド、一目均衡表転換線、基準線、雲上限)の上側に位置していることや、強い買いシグナルを示唆する「一目均衡表三役好転」「強気のパーフェクトオーダー」「ダウ理論の上昇トレンド」が成立していること等を踏まえると、テクニカル的に見て、一巡後の上昇トレンド再開が期待されます。
また、ファンダメンタルズ的に見ても、(1)日銀による金融緩和の長期化期待(日銀当局者は「マイナス金利解除後も金融緩和を続ける」とのハト派的なスタンスを強調→円金利が当面の間、低位に抑えられるとの期待感)や、(2)米FRBによる利下げ開始時期の後ずれ観測(先週発表された米CPI・米PPIは共に市場予想を上回る結果→米利下げ観測が後退→米金利に上昇圧力)、(3)上記1、2を背景とした日米金利差拡大とそれに伴う円キャリートレードの継続期待(ドル買い・円売り安心感)など、ドル円相場の上昇を連想させる材料が揃っています。本日24:00に発表される米1月景気先行指数が市場予想を上回る場合には、米金利上昇→米ドル買いの経路で、ドル円に強い上昇圧力が加わるシナリオも想定されるため、当方では引き続き、ドル買い・円売りトレンドの再開(政府・当局による介入警戒感を意識しつつもドル円がじり高に推移する展開)をメインシナリオとして予想いたします。尚、本日は連休明けの米国勢の動きに注目が集まります(日本時間21時や22時頃にボラティリティが高まる恐れあり)。
本日の予想レンジ:149.25ー150.75
注:ポイント要約は編集部
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2024.02.20
ドル円見通し 米国市場休場で小動き、2月14日早朝高値を起点とした三角持ち合い(24/2/20)
2月19日は米国市場が休場、欧州も主要経済指標の発表はなく手掛かりに欠けた。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.02.19
ドル円 NY休場もあり基本はドル強保ち合い(2/19夕)
週明け東京市場は揉み合い。150円挟みのレンジ取引で、方向性は乏しかった。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。