ドル円147円台後半でのもみあい継続
26日午前の東京市場でドル円は147円台後半での取引。朝方147.72レベルで取引の始まったドル円は、序盤は軟調推移し、147.50付近まで値を下げました。その後、8:30に発表された1月の東京都区部の消費者物価指数が、ヘッドライン(前年比1.6%)、除く生鮮食料品(同1.6%)、除く生鮮食料品・エネルギー(同3.1%)といずれも、前月、事前予想を下回ると、本邦早期利上げ観測が後退し、日銀政策決定会合後に上昇していた日本の長期金利もやや低下、ドル円は147.85まで値を上げる展開となりました。しかし、その後取引が始まった時間外の米債利回りが急低下するとドル円は再び値を下げ、147.48の安値をつけた後、東京時間正午現在は147.63で取引されています。
日経平均株価は、年明けからの上げ相場に対する警戒感が強まり、利食い売りが優勢に。このところ株価の上昇をけん引してきた半導体関連株が、昨晩発表された米インテル社の予想を下回る売り上げ見通し等を嫌気して大きく売られたことも重石となりました。他の業種もそれに引っ張られる形でほぼ全面安の様相となり、401円安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、発表された4Qの米GDP速報値が事前予想を大きく上回る一方で、GDPデフレータやPCEデフレータは低下したことから、米経済のソフトランディングの可能性が高まったとして、ドル円は一時147.92の高値をつけました。しかし、同日発表された耐久財受注、新規失業保険申請件数、シカゴ連銀全米活動指数等の米指標は逆に不冴えだったことから、一時147.09まで下げる等147円台を乱高下。147.67で取引を終えています。
テクニカルにはドル円は、引き続き90日線(147.45付近を横ばい中)付近でのもみあいが継続。148円台が重いため、147円台後半中心の動きとなっています。 ただ、下方向からここまでサポートとして機能してきた転換線(本日147.20付近)がせりあがってきているため、今後の位置関係には要注意です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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